見出し画像

何枚もクレジットカードを使ってきたけれど、行き着いた先はこれでした【第2回】

 前回、何枚もクレジットカードを使ってきたが、結局「アメリカン・エキスプレス・グリーンカード」に行き着いたという記事を書いた。(前回:https://note.com/mizuame7035/n/n560d36156107?sub_rt=share_pw
絶賛する記事を書き、実際に何も問題なく満足して使っていたのだが、今年の4月にクレジットカードを切り替えた。

 コロナ禍が明け、海外に行く機会があり、カード付帯の旅行関連のサービスを調べたが、年会費が無料のカードと比べればアメックスグリーンカードはサービスが充実している。しかし、旅行傷害保険の保険金の額が一般的に保険会社で保険のみを加入するものと比べて低いのだ。年に1回程度の旅行であれば、クレジットカードに付帯する保険を当てにせず、保険会社で加入すれば問題ないが、複数回旅行に行く機会があり、それ以外の旅行に関連するサービス、保険を使いたいとなると、これらが充実している別のクレジットカードを検討する必要がでてきたのだ。このタイミングでアメックスからとある案内をいただいた。

ちょうど良いタイミングで届いた案内(筆者撮影)。

 「アメリカン・エキスプレス・・ゴールドプリファード・カード」である。前に更に上位のカードの案内をいただいたこともあるが、その時の使い方としてはグリーンカードが最もコストパフォーマンスが良いという判断から作成することはなかった。また、年会費がべらぼうに高い、審査面で問題があるというイメージもあり、このような上位カードは縁が無いと思っていた。しかし、上記のような事情で別のカードを検討していた際に、ちょうど案内をいただき、ゴールドプリファードカードのサービスを調べてみたのだ。カードの年会費は39,600円で、これまで使っていたグリーンカードの3倍だ。月々3300円の計算だが、それだけの恩恵を受けることができるのか?計算すると”旅行をするのであれば”容易に元が取れることが分かり、発行審査も通ったため、結果として本カードを作成した。

 まず、前回も書いたスマートフォンプロテクションだが、こちらのカードにも付帯している。かつ、グリーンカードでは補償上限額が3万円だが、こちらは5万円である。私が使っているiPhone16 ProMaxだと、AppleCareに加入すると年間に20,880円かかるのだ。これだけで年会費の半分以上も元が取れていることになる。ちなみに上記機種でAppleCare未加入時の画面割れ修理費用が56,800円なので、免責金額(自己負担額)5,000円と合わせて61,800円だ。つまり、補償上限額の5万円と差し引き11,800円の持ち出しが必要ではあるが、前回も書いたように私のように頻繁に修理をする人でなければ、これで問題ないという結論だ。AppleCareには修理や盗難以外のサービスも付帯しているので全く同じ内容ではなく、ざっくりとした計算であることは了承願いたい。

アップル公式サイトより


アップル公式サイトより

 そして、ここからが旅行関連のサービスである。カードの旅行傷害保険は損保ジャパンのものだったので、全く同じ内容ではないが、日数や保険金額などを近いもので損保ジャパンの旅行保険の見積もりしてみた。クレジットカード付帯の保険は最長で3ヶ月で、まさに3ヶ月ほど海外に行く機会があり、見積額は約7万円であった。これだけで元が取れてしまった。3ヶ月も海外に行くという人はあまりいないかもしれないが、年に複数回、行くという人はこれだけで元が取れてしまう。ただし、この旅行傷害保険を適用する場合は旅費を本カードで決済する必要があるので、留意いただきたい。いわゆる利用付帯が条件なのだ。
 また、手荷物無料宅配サービスを使った。これはスーツケースなどの大型の荷物を自宅から空港まで無料で配送してくれるというサービスだ。公共交通機関を使って移動すると荷物の運搬はなかなか大変だ。しかし、自宅で荷物を集荷してもらい、空港で受け取ることで身軽に移動することができる。なんと、帰路も利用できる。このサービスは最高だった。JAL ABCのサービスで特典を使わない場合、筆者の自宅で計算すると往復5,680円がかかるようなので、さらに年会費分を回収できてしまった。

こんなサイズのスーツケースも空港、自宅間を運ぶ必要がないのだ。

これは他のゴールドカードも該当するが、空港にあるラウンジも利用できる。カードを持っていなくても、1,100円/回で利用できるが、筆者の場合は持っていなければまず、利用しないだろうから、そこもメリットになると思う。これまで6回ほど利用したので6,600円の回収だ。

羽田空港 POWER LOUNGEにて(筆者撮影)

 これらの通り、「アメリカン・エキスプレス・ゴールドプリファード・カード」は、”旅行をするのであれば”元が取れるどころかお釣りが来るクレジットカードなのだ。また、グリーンカード同様に安心安全なサポート体制でそこを踏まえるとコストパフォーマンスはかなり高いであろう。審査については公式に発表されているものではないが、信用情報機関の情報をみて審査する以外にアメックスが持っている情報で独自に審査をしているようでグリーンカードで蓄えた信用があった為か発行については全く問題がなかった(こればっかりは実際にどのような審査が行われているか分からないけれど…)。
今はキャンペーンを実施しているか分からないが、グリーンカードからの切り替えで38,000ポイントももらうことができたので、初年度についてはこれだけで年会費とトントンくらいになっている。そして、これら以外にも特典が複数あるので、活用すればするほど得になるのだ。

ぜひ、旅行をする人におすすめしたい、と言いたいところだが、おそらく頻繁に旅行や海外に行く機会がある人はとっくに知っている情報なのだろう。もし、筆者のように年会費無料主義で「アメックス」「ゴールドカード」というだけで敬遠している人がいれば自身の使い方に合わせて検討してみる価値があると思う。

最後にクレジットカードのステータスであるとか、マウントを取ってやろうという思いは一切ない。あくまでも、この記事は、元を取ろう、年会費を回収しようというコスパ厨の意見である。また、本カードをステータス目的で所有していて、本記事を読んで気分を害したのであれば申し訳ない。


届いた直後のアメリカン・エキスプレス・ゴールドプリファード・カード(筆者撮影)

いいなと思ったら応援しよう!