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東京は狭い(ご近所編)

 駅を降りてうどんを食べた。うどんを外で食べるなんてコスパ悪すぎと思っていたのだが、あまりの美味さに今週2回目である。
 駅の東、南口は滅多に出ないが、うどんの腹ごなしも兼ねてウロウロしてみる。まず、東口周辺。一通りの飲食・小売のチェーン店が駅前に集中している。ただ、個人経営の店もちらほらあり、中華屋には長蛇の列が。タワーマンションもあり、スーパーやコンビニも豊富にある印象だ。
 南口へ移動した。キャバクラやガールズバーのキャッチがそこらじゅうにいる。高校生?が地べたに座り、談笑している。男子はピアスをして、女子のスカートはもはや履いていないレベルの短さだ。
 そして、異常なミニバンの多さだ。ミニバンはスーツ姿の男が運転席におり、誰かを待っているようだ。1、2台ではなく、ひっきりなしに駅前ロータリーを移動している。偶に高級セダンもいる。皆、ナンバープレートは一桁やきりの良い数字ばかりだ。少し、観察していると乗ってくるのも降りるのも皆、男。1台に何人も乗っている車両もある。
そう、ここは色街の玄関口なのだ。ナンバープレートの数字は客にわかりやすいようにきりのよいものにしている。また、区の条例の関係で台東区での送迎は禁止になり、上野や鶯谷に来ていた車両がここに集中しているそうだ。当の色街は台東区なのに。(現在地:荒川区東日暮里)

足立ナンバーのアルファードが集結している。なぜか白ばかり。

 もみじばしを渡って西口へ向かう。雰囲気が一変し、下町らしさ全開の谷中銀座商店街である。惣菜屋や雑貨屋、精肉、鮮魚店が軒を並べる。地元の人よりも観光客がメインで商売のターゲットも後者であろう。写真撮影NGだが、一個40円のコロッケと70円の焼き鳥を売る惣菜屋があり、匂いに誘われて購入。ここまで南口から徒歩5分である。
(現在地:台東区谷中)

猫推しのようだ。


夕焼けだんだんで有名なところ。

 さて、自宅のある西側に移動する。谷中銀座商店街を抜けても個人経営のカフェや雑貨屋が多い。千代田線の駅が近づいてくるとまた雰囲気が変わる。兎にも角にも子どもや学生が多い。聞くところによると、子ども(0〜14歳)の人口密度が全国1位らしい。ここに住んでいる子どもや学生も多いだろうし、私立の学校も多くあるので公共交通で移動してくるものいるのであろう。男子は異常なほどメガネ率が高く、女子は地ベタにつきそうなほどスカートが長い。皆、片手に単語帳を持っている。ここまで駅の東口から10分である。
途中でビールを買ったので、コロッケと焼鳥をつまみにする予定だ。急な坂を登り帰路につく。
(現在地:文京区千駄木)

洒落たカフェや雑貨屋ばかり。観光には良いが、住むには・・・というのが正直なところかも。
急にアカデミックな雰囲気だ。


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