🐙流二次創作小説の書き方

どうもこんにちは、海底から🐙です。
二次創作で小説を書いてます。

今回のnote、ハウツーのつもりは全くなく！
ここで言うのは「おしゃれな雰囲気で統一感のある文章になる気がする」小説の書き方、と思って私が実践していることです。
ダッシュの使い方とか文章の規則とか、そういうのは調べたらたくさんあるのでそんな話はしてません。

「色んな人の執筆環境とかどうやってお話書いてるのか知りたい！」と私が思うから自分も書こうというだけ。
広い世の中海の中、多分私と同じような人か🐙がどこかにいるはず。それでは参りましょう！

ちなみに

• 二次創作

• 夢（オリ主含む）

• CP小説

を書く際の私のやってること、気をつけてることです。

①セリフ書き出し

アホだと思う。
私が今ハマってるジャンルは某刀の付喪神に戦わせるオンラインゲーム。メディアミックスがたくさんあるのですが、私は基本的にオンラインゲームしか基準にしてません。
なのでまずはゲーム内でキャラが発してる台詞を書き出す。ノートに手書き。アホだと思う（２回目）。
何でこんな事するかって言うと、その台詞を言う意図は？　元ネタはある？　言葉尻ってどんな感じ？　一人称二人称は？　など、そのキャラをしゃべらせるために必要な要素をここで認識します。

②調べ物

これはジャンルによると思うんですけど、私が通ってきたジャンルが上述の某刀の付喪神のゲームだったり、某国の擬人化など歴史が重要なジャンルばっかりだったので書くに当たって知っておいたほうが良さそうなものは台詞を書き出したあとに調べます。
人とか土地柄とか事件とかね……。毎度ここで「受験生？」となる。

③プロット

書きたい台詞とシーンをばーっと書き殴る。基本的に紙とペン。アナログでやる理由は、仕事中に思いついてもささっとメモできるから。
その次に時系列でどんな事が起こるかを決めて、時系列順で書くか、ちょっといじって書くか決める。たま〜にプロット書き終える前に書き出しだけ書いちゃうこともあるけど、それは「そのほうがプロットが進みそうだ」と思ったらそうするだけ。味変に近い。

④テーマとモチーフ、作業用BGMを決める

テーマ

大仰なものじゃない。「初恋」「青春」「最後の恋」「夏」とかそれくらいの短いやつ。

モチーフ

個人的にはこれが結構大事。

例えばモチーフを「赤い糸」としたら、「言葉を紡ぐ」「表情が綻ぶ」「視線が絡まる」とか、それに関連しそうな比喩表現を多くする。
「コンピュータ」だったら「記憶が上書きされたみたいに」「頭の中をいくら検索しても見つからない」「彼の言葉は、私の脳にはどうしてもエラーとして弾かれる」みたいに。これを一局に集中させるんじゃなくて、たまにこういう表現を散らす。そうするとひとつのお話に統一感が生まれる気がする。

じゃあモチーフってどう決めてるのって聞かれたら、運と感としか言いようがない……。強いて言うなら〇〇に関連する言葉、とかを調べたり。日常的にそうやって言葉を探してるって言うのが一番近いかも。
あとは、推しの名前に関わるものがあったら最高！（個人の感想です）
例えば名前に「海」って入ってたら水に関わる言葉を増やすとか。推しの概念を文章に纏わせる。概念、私の好きな言葉です。

神話や伝説もよく使うかも。私がモチーフとしてだ〜い好きなのは「ナルキッソス」「アリアドネの糸」ですね。

作業用BGM

これ、人によってはイメソンになるかもしれない。
書きたいお話のテンションに近い曲を探します。ラブコメが書きたかったらポップな曲、シリアスな話だったら重ためな曲、悲しいお話ならバラード、とか。

なんで決めるっていうと、曲を聴いてそれにテンションを合わせておけばずっと同じテンションで書けるから。
たまにありませんか？　ここのシーンウッキウキで書いたけど時間が空いて次のシーン書いたらテンション低くて、同じ章内でテンションジェットコースターみたいになってること。
そういうシーンなら良いんですけど、「統一したい！」ってときには音楽で合わせるのが私は一番合ってた。

あんまりにも自分に馴染みのない曲だと歌詞が気になってしまうので、歌詞が気にならないくらいにはよく聞くアーティストの曲を選ぶことが多いです。
私がイメソンと言わない理由は、「歌詞を重要視してないから」。でも、曲の雰囲気で選んでると意外とハマる歌詞があったりする。全文って言うより、「このフレーズは話にあってるな」ってその程度だけど。

BGMにするのはUNISON SQUARE GARDEN、＝LOVE、≠ME、≒JOY、ヨルシカ、米津玄師、高嶺のなでしこが多いです。重たい話はヨルシカと米津玄師の２強。USGと米津玄師は言葉遊びがハマる。
ちなみに私はラブコメを書くのが苦手なので、ポップな曲がBGMになることはほぼない。

BGMが１曲のこともあれば、何曲かあるときもある。すべてはそのときのフィーリング。１曲をエンドレスリピートして書いてることが多いです。

おまけ.たまにやるネタ出しやテーマの探し方

純文学を読んでビビッときたテーマで書く。
↑こんなの言ってることが全部フィーリング過ぎる。でも私はこうやってお話を思いつくこと結構あるんですよね……。よく言えば「感銘を受ける」になるんですかね。

『人間失格』（太宰治）、『白昼夢』『人でなしの恋』（江戸川乱歩）を読んで「こういうテーマでお話書きたいな」って書いたことあります。オマージュというほどその話をなぞるわけではなく、本当に、それを読みながら「書きたい」と思った話が思い浮かんだ、みたいな。

ちなみに太宰治と江戸川乱歩でしかなったことない。青空文庫には大変お世話になっております。

以上！
なんてことはないですが、モチーフと作業用BGMを決めるというのは個人的にとてもしっくりきてます。
表現に統一感を持たせることと、お話のテンションを維持すること。これをやってるといい感じの文章になる。気がする。当社比だけどね！

なんて海底で考えながら、🐙は今日も文章を書いています。