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作品を生み出すために大事にしていること

今回は私の考えを押し付けるお話です。
今日も罰をうけないといけない日になってしまいました。


ひとつのものを作る時どんなことを大事にしていますか?

先日、地元で仲良くしてた人がこんなことを聞いてきました。

きっとふつふつとした感情を作品にしたり、
誰かを元気にさせるために
宣伝のために
生きるために

作っているのではないかと思います。

私は
その時に起きたその時の感情をそのまま歌にぶつけて作ることを大事にしております。
だから聴く人半数以上はきっと、「よくわからない」
と答えつつも、なんとなく追いかけて聴いてる…?
な感じを受けております。

だと嬉しいな。

映像にしろ、作品にしろ、イベントにしろ、
作り上げていくために決めている私のセブンルールがあります。
それを誰かと作る時、私が失敗したら
罰としてあることもしてます。
罰になった失敗談を載せながら話していきます。



1締め切り大事


芸術って趣味でやっている人本気でやっている人に分かれると思います。
私もその中でいろんな葛藤があってやってきました。
音楽は1人でもできるけど、私はバンドがしたかったので、メンバーの状況を見ながら音楽をすることに専念しました。

「枯葉」の制作の時、
アルバムリリースは10月から12月の秋が深まった時にしたかったので、メンバーの仕事の予定を聞きつつ、レコーディングとプリプロを同時進行で行いました。前の年の12月から曲を作っては平日はプリプロ連休にスタジオに向かって一日中RECをやるというハードスケジュールを組みました。

1日でも早くRECを終わらせようと
RECの経験のあるメンバーはスタジオで、ないメンバーは十分な時間を与えようと、宅録でレコーディングをさせたのが自分に罰を与えるきっかけでした。

エンジニアとその人とのレコーディング作業を覗いてみると
家にいるからでしょうか、妥協しまくりの音源ばかり。
私はものすごく悲しくなりました。
でも私は何も言いませんでした。「これも成長の一部だ」と

サブスクの音源では綺麗に補正されているので
妥協部分は見えませんが、家にあるデータを聴いても
これは、あかんわ」ってものばかり。
レコーディング後から私は音源リリースまでその人の意見はほとんど聴きませんでした。

締め切りまでに逆算していい音源を作ることができなかったからです。
それは私もメンバーも悪いところだと感じます。

それから、メンバーで音源を作る前に過去の音源のアレンジをしながら
レコーディングの機会を増やすようになりました。
自分で弾く音源はバンドでどう見えるのか、それを繰り返し、慣れることが、いい音源に繋がると信じてます。


2 無言で待つのは締切日から3日


私もなんらかの理由で、締切日ギリギリや
遅れてしまうことはあるのですが。
私がお手伝いを頼む作品には、
この時期の景色や雰囲気、状況に合うもの、この時期だからこそ作らなきゃいけないものだったりするので、意外と早い
なので余裕を持ってブチギレる3日前が基本締切日だったりします。
(これはあくまで私のルールなので)
そして、能力のないつまりセンスのない方にはきついことはお願いしないし
できる人、本気でちゃんとやってくれる人にしか基本お願いしません。

締切日を設定してたのに
来たものは予定の2週間後。私は今までにないくらい長い無言で待ちました。生み出すまでに時間がかかるとの話も聞いていたので。でも締切日を設定すると「頑張る」と言いながら期日から2週間。

下書きがない状態で内容を決めようとしていたあなたと
下書きがないと何もわからない中身も決めきれない私の意見の違いが
罰を生むきっかけでした。

1から2のものを作ってもすぐに反応なし、
溜まっていたイライラが募りに募って
かなりブチギレてきつい言葉を放って爆発してしまいました。
向こうもブチギレ。そうですよね、意見が食い違ってるし、
下書きの下書きのものすら期日に間に合わせるように作らなきゃいけないことも知らないようでした。そしてこの計画はなしになりました。

たまにすごい信頼して、待ってしまったりするのですが
結局こういう結果になるので、やめようということで、その内容の会話を全て消しました。無理やりやってもいいものは作れない
締め切りを守る約束と歩み寄る気遣いとすぐにレスポンスの力は大事だと思います。
たとえ別の仕事が入っててもね。いや、お金稼いでないなら仕事じゃなくて趣味だろってね。


3 コスト以上のことはしない


最高の作品を作るには
投資をたくさんしなさい


とあるコンポーザーが言ってました。

大学時代にそれをまんまと受けた私は
音楽や大学の学費に使った借金をいまだに返しきれていません。

お金を大事に使うと言われますが
売り上がって戻ってくるものを計算することが、
頭のいい使い方。

バンドの性格をみて
このバンドはどれくらいのCDが売れるのか

を考えた上で
次の音源はこれくらいお金をかけれるな
このマイナスは私払えるな

とかを計算するようになりました。

そしてライブをしないなら大量に作らない
大量に曲が生まれるのなら、もそうだと思います。

基本商品は1年も2年も経てば、価値は変わります。
服なんか1シーズンの終わりになれば大セールをしてます。
CDはそれが高くなったり、安くなったりするかもしれません。
2年以内で売り切れなければ捨てる。という考えは
生まれ変わっていく手段として大事かもしれません。


4 コスト以上のことをしたかったら自分でやれ

3の時に言ったように
大学時代に投資をしすぎて今お金がないので
あまりいろんなものにお金をつぎ込めません。

でもどうしてもやりたかった

私が今年2月にやったワンマンでは
ステージの前にレースカーテンを作りそこに映像を投影する演出をしました。(これは映像・カメラのお仕事をしている先輩のヒントを得て考えたもの。)
おヒマでしたら動画も観てね。

最初は歌
最後の方に映像が流れます。


このカーテン、照明のお兄さんと一緒に
1枚横1.5m縦3m の布を5枚横に繋げました。前日まで縫ってました。
スクリーンを買えば2万円〜?でしょうか、このレースは15m1万円くらい。

自分でできることは全て自分でやるとコストは大幅に下がります。

このワンマンでは
イベント企画はもちろん
動画の制作(エンディングのみ。動画のはカメラマン作。)
照明、PAの演出
チケット・物販のデザイン(トートバックとポーチはデザイナーさんと作りました)
SNSの宣伝、チケットサイトの設立、管理
タイムスケジュールの組み立て、スタッフの配置

全部自分で作りました。これら作るためにを1人雇うとすごいコストがかかるし
関わってくれたライブのスタッフが、お手伝いをしてくれたり、ライブをつくり上げるために一生懸命になってくれたのが一番の救いであり成功でした。

自分でやるといろんな勉強になるので、
おすすめです。責任感ある人しかおすすめしません

主役私なのに、当日のオープン前に
マニュアル読まないでバイトしてた1人にブチギレました。
そういうこともあるので、冷静に。

5 作るだけじゃない、売って金にする

バンドで作った音源は、
私の精神を削って生まれたものだったりするので
作った後は基本、生きる精神が飛んで行ってます。

作ったもの売らないでどうすんの。って感じなんですけど。

ほんとは毎日音楽を作ることだけ考えて生きていきたい。
でも部屋を狭めるCDや物販は、寂しそうに埃をかぶってしまう。

久しぶりにダメダメなライブをした日がありました。
この日は、スタッフとしても演者としても大忙しの日で、
基本慣れない同時進行はイライラしてしまったりするのです。

そして、物販の時間。
イライラをお客さんにぶつけたくもなかったので
メンバーに物販を任せていました。
それが罰をうむきっかけに。

お客さんが興味がないとわかったら
メンバーはその場から少しずつ離れて
いきました。
売ることに慣れていないので無理をさせたのかなとも思いましたが
私は事前に「ライブ終わりは忙しいから物販よろしくお願いします」と言っていました。

ボーカルが物販に立っていないとCDを買いたくないお客さんのニーズもよくわかりませんが、私は、これは今後ないようにしないとということで
メンバーに「CDを売る気がないのならCD捨てて新しい音源を作りましょう」と問いかけました。

メンバーの意見は、「そこまでしなくても」という回答で「ならきちんと立ってもらわないと困ります」と返しつつ私の作品の作り方を悔やみ、
タイミングを見つけてECサイトの強化を図る事にしました。

そして最近、サブスクや動画、物販サイトのリニューアル作業をする時間が増え、しつこいくらいにSNSで宣伝をしているとCDを買ってくれる方がいたり、動画をきっかけに新たな集客を得ることができました。

趣味だからCDは売らなくていい
どうせ捨てるだろうし
 とか

考えてるならCDなんて作らないほうがいいと思います。
今の時代音源なんてタダでいくらでも公開できますので。

ただ、私の考えは
音楽は”価値”のあるものだから売価をつけて販売しているのです。
綺麗なアクセサリーを買うように音楽を買ってほしいなと思います。


6 打ち合わせができないなら、これはきっぱり切る


私も人のことは言えませんが
打ち合わせで、永遠と最近の話や内容に関係のない話をする人がいます。
それが作品に繋がる話ならいいのですが。

基本最初の段階で
作品を作るコンセプトを聞いた上で
そういったものはどれくらいの期間でできそうか、
順序はこれで間に合いそうか、
間に合わなかった時の対処(応用力を見る)
をざっと聞いてお互いにOKだったらギャラ等の話をします。

多分、普通の仕事でもそうだろうなぁとは思います。

ですがたまにそれを忘れて
みさとが遠いところから遊びにきたと勘違いして
終電ギリギリまで本題に入れなかったことがありました。
罰を生んだわとがっかりしながら
帰りの電車の中で
次会う時には、会う時にこの話をすることと
こんなイメージで作っていることろですという制作過程を見せよう
と決めて
次の機会に会ったところ、意外とスムーズに話が進みました。

打ち合わせの意味もわからない人に対しては
話が合わないし、応用も利かないこともあるので切ったほうがいいかもしれません。
お金が絡んでくるとあとですごいめんどくさい事になります。(経験済み)


7 固定的な計画はうまくいかない。常に逆算。


頭がよくて数々の仕事をこなしてきた方には基本何も言いません。
いらん事言ってる気がしてというより、経験値が違うから。
ついて行って落としそうなボールをそっとひろう構えでいいところを盗んでます。
そうするとその人のスケジュールと仕事に対しての処理の仕方がわかる気がします。


枯葉の音源制作の時
作業効率をあげようとリリース前ラスト2ヶ月は、週ごとに予定を書いておりました
ですがこんなガチガチの予定は、”仕事”という大事な時間を持っていながらではかなりきつい
ならばどうやったら余裕を持ってできるのか。

これはメンバーの生活、時間の作り方、性格、得意不得意
盗んでいくしかないと思います。

それらの材料を集めた上で、相談しながら組んでいく

逆算は想像力がないとできません。経験もないとできません。
常に完成形を想像しながら制作過程を整理して、
これだったらこの期間でできるだろうなと予想
して
私は作っています。

メンバーのやる気を引き出すためにも
たまには少しきつめのスケジュールも必要だと思います。
軌道に乗ればの話です。

でも、本気でやる人には本気で応えます。
私が、きつい言葉を放って離れていく人がいても
離れていく人は、私がここまで準備して物事を言っている事を知らない、理解できない。
これをやるという責任感がなく、
自分の能力を認められたいというプライドが高いだけなんだと
思ってます。



今後の課題は、余裕を持って音源を作る事
まだdemo音源制作中なので、完成したらまたここに載せようかと思います。

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今回の私の罰は
自分の髪の毛を15センチ切る事でした。
これは、私が相手を信頼しすぎた時、
それで失敗した時にやる事です。

また信頼しかけた時に戻って
どうして信頼したのかを考え直します。


期待と信頼は危険なものです。
油断しちゃうから。

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