夏だ! ホラーだ!! 心霊映像を観よう!!! #2 "監死カメラ"編
※感想は作品を鑑賞した人向けに書いております。
『ほんとうに映った!監死カメラ2』
https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B01B5GXTAA/ref=atv_dp_share_cu_r
前回はこちら。
ガンガン心霊映像ものを観ていく企画。前回に引き続き、監死カメラシリーズの第2弾を鑑賞。
淡々と心霊映像を流す前作に比べ、今作は同様に監視カメラの映像を取り上げつつ、その内情を検証していく心霊ドキュメンタリーとなっている。
それぞれに残された謎や違和感、解決しない不和の部分のボリュームがちょ~~~うどよく、もやもやすることなく絶妙な不気味さだけを後に残して検証がフェードアウトしていくスタイルが心霊ドキュメンタリー好きにとってはたまらない今作だろう。
※以下から小話ごとの感想です!
コンビニ
かなり「うわ~~」となった。よくある一か所だけの心霊現象ではなく、よく見るとここも…みたいな2段オチだが、これは更におまけでもう一個心霊映像がついてきて大変におトク。これがも~~~嫌。監視カメラの心霊映像って基本的に"静"なんだ。でもこれはめちゃめちゃ"動"になるのが最悪。スタートダッシュ勢い良過ぎ。
お迎え
作品概要に"メメント・モリ"と書いてあるが、死という映像情報をモロに喰らってしまうとかなり精神にくる。おじいさんの苦し気な様子がモザイク越しでも分かるのがよりキツい。ドキュメンタリーだからこその嫌さもあって、幽霊よりも人間というものがつくづく不気味な存在に思えた。
見えない何か
不気味な現象を調べた時、何の関連性も見いだせないありきたりなオブジェクトが出てくると人の脳は混乱する。だってある筈のないものがあったりするっていうのは、そこに絶対に”強くて明確な人の意志”がなくちゃならない。事故物件でも孤独死だけならそこまで嫌がられないのと同じに、殺人や自殺なんていう要素があるとそれだけで強く"人間の感情”を想像してしまう。これは事実がどうこうというよりも、この想像の部分が恐怖の要因として大きい。そんな感じで、最後まで何も分からない方が怖いこともある。
白いあれ
くねくねじゃない? くねくねだよね?? くねくねですか???
駐車場
これこそ情念的なアレ。もし地縛霊なら、あんな下世話な場所にいなきゃいけないことに何とも言えない気持ちになる。はっきりと存在感を示さないのにカメラにしっかり映っているのもやるせないなあ。
死のノイズ
だからさあ!!! 事故物件に会社入れると絶対ロクな奴集まらないんだよ!!! ほん怖でブラック企業を潰そうとして出てくるお化けの話があったけど、そういう場所で腐りながら非常識モンスターになるくらいなら本当に一度喰らっちゃった方が本人のためなのかもしれないし、そう思っちゃう自分のこの思考も大概。だからこそ、環境とか健康とか、第一優先にしていかないと本当に自分で自分に呪いをかけることになるよ!!!
インターホン
トリにふさわしいやつ。これ、自殺して幽霊になることで手を出そうとしているのかもとか最悪な想像してしまった。最後まで決定的なものが映らないことを期待していたのに、いきなり大画面はよしてくれ。ぎりぎり怒られないタイプのジャンプスケアをすな。一人暮らし、霊的な意味じゃなくても脅威があるから、皆さん気を付けて。
色々積もる話もないではないけど、如何せんナンバリングが豊富な作品なので、サクサクめに小話ごとに書いてみた。
次は第3弾でお会いしましょう。