メモ:テンセント版『三体』(2023)Ep6まで
テンセント版『三体』(2023)のEp6までを観た。原作は未読、Netflixにも入ることができていないので、これがわたしの初めての『三体』。アメリカの多くのドラマ(ヨーロッパも?)と違ってオープニングとエンディングは日本のドラマみたいに歌ががっつり入ってるのに、日本のドラマのように本編の雰囲気をじゃましていないところがよい(もちろん好みとしてはインストのほうが絶対によいのだけど)。映像もBGMもこれまた日本のそれとは比べ物にならないくらい陳腐になっていなくて、プロット的にも中だるみしていない。ショット数も少なくないのでテンポも悪くない。また、わたしはSFに詳しくなく科学知識も全然もちあわせていないので「この理論は現実に存在しているのかそれともこの作品のオリジナルなのか」といった、SFを読む上で重要になってくる判断すらまともにできない視聴者なのだけれど、そんなわたしでも集中して観ればドラマが何を描こうとしているのか(いまのところは)見えてくる。
また、わたしはSF以上に中国の文化にとても疎い。ぱっと思いつくのは、一時期NetEase Gamesの『第五人格』(2018)のキャラや雰囲気がかわいくて遊んでいたのと、『崩壊学園(原題:崩壊学園2)』の日本リリース(2015)以来、miHoYoのゲームをぽちぽち遊んでいるくらいで、ドラマも映画も音楽も全然ふれないできた。なので、その意味において本作を観る経験というのはとても新鮮で、たとえば作中で中国以外の国がどのように描かれているかというところに注目するだけでもおもしろい。Ep6では文化大革命の話が出てきたので、今後それがどのように扱われるか気になってる。
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