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Herbie Hancock. Speke Like A Child (1968)
本作を作る時ハービーはマイルスデイヴィスのアルバム「マイルスアヘッド」でのギルエヴァンスのアレンジを意識して制作したといいます。またジョーザヴィヌルのアドバイスも受けていたようです。後にマイルスバンドに参加し、フュージョン界を牽引していく2人がこの頃から親交があったのは驚きです。丘の上でキスをする2人はハービーと彼の妻です。
メンバー
ハービーハンコック:ピアノ
サドジョーンズ:フリューゲルホーン
ジェリードジオン:アルトフルート
ピーターフィリップス:トロンボーン
ロンカーター:ベース
ミッキーロッカー:ドラム
Riot
アップテンポのグルーヴィな曲。3管ながらも分厚いホーンセクションが印象的です。
Speak Like A Child
ボサノヴァタッチのミディアムナンバー。シンプルなようで奥深い一曲。
First Trip
ロン作曲で優雅にスウィングするピアノとグルーヴィなウォーキングベースがかっこいいです。
Toys
ロンのスウィンギーなベースが印象的な曲。
Goodbye Childhood
不穏なメロディの曲で1番ギルエヴァンスっぽい曲調です。クラシック音楽風の美しいピアノが印象的です。
The Sorcerer
マイルスデイヴィスのアルバム「ネフェルティティ」にも収録されている曲。ピアノトリオでの演奏でウォーキングベースとアグレッシブなドラミングがかっこいい曲です。
ここからはボーナストラックで全て別テイクです。
Riot
アルバムバージョンよりもフルートが目立っています。またグルーヴ感も薄めです。
Riot
テイク2。ホーンアレンジが少し異なる他ピアノのアドリブやベースがかなり違います。
Goodbye Childhood
ピアノがアルバムバージョンよりもクラシック風でアドリブが少ないため時間が3分も短くジャズ感がそこまでないアレンジです。