Antônio Carlos Jobin. Tide (1970)
アントニオカルロスジョビンがCTIからリリースした2枚目のアルバムはアレンジャーにデオダートを迎えブラジルのミュージシャンを多く起用しています。しかし前作以上にクラシックやジャズ色の強い曲が多くCTIレコードの作風を感じます。
メンバー
アントニオカルロスジョビン:ギター、ピアノ
ジョーファレル:フルート、サックス
エルメートバスコアール:フルート
ジェリードジオン:サックス
ロンカーター:ベース
ジョアンパルマ:ドラム
アイアート:パーカッション
デオダート:ピアノ、アレンジ、指揮
The girl from ipanema
ジョビンの代表曲です。ボサノヴァの軽快のリズムにのってCTIらしいダイナミックなホーンとクラシカルなストリングスが美しい曲です。
Carihoso
エルメートバスコアールのフルートが美しいクラシック風の曲。
Tema jazz
ほんのりボサノヴァっぽいクールジャズナンバー。曲調こそクールジャズですが暴れるようなフルートソロがかっこいいです
Sue ann
ロンカーターのベースがかっこいいイージーリスニング調のナンバー。
Remember
エレピの音色が楽しいポップなボサノヴァナンバー。
Tide
ロンカーターのベースとジョビンのアコギのリフが印象的なフュージョンナンバー。
Takatanga
チューバのリズムが珍しいフュージョンナンバー。エレピの涼しげな音が心地良いです
Caribe
クールなサックスがかっこいいジャズナンバー。
Rockanalia
怪しげなベースラインが印象的なCTIレコードらしいフュージョンナンバー。
Tema jazz (altanate take)
アルバムバージョンにあった激しいフルートソロがなくだいぶすっきりしたアレンジです。
Tide (altanate take)
ホーンやストリングスが入っていないことでアコギやベースの音が良く聴こえリズミカルに聴こえます(個人的にはこっちの方が好きです)
Tema jazz (altanate take)
バージョン2。基本的な部分は変わりませんがアルバムバージョンと二つのアウトテイクのどれもフルートソロが全く別ものになっている他、激しいドラミングが入っています。(個人的には1曲目が初期バージョンでアルバムバージョンが最終バージョンでこれがその間な気がします)
Tema jazz (master take)
収録されている四バージョンの中で1番長いバージョン。