Olu Dara - Neighborhoods
ロフトやM-BASEシーンで活動しラッパーのNASの父親としても知られるトランペット・ギター奏者のオルダラ。彼の二作目にして最終作が本作。前作でも聴けたブルースをベースにファンク、ジャズ、ラテン、アフリカをミックスしたカテゴライズの難しいけどレイドバックした心地よいサウンドはここでも健在。この時60歳ですがブックレットの写真を見ると20歳は若く見える上にかなりイケメンです。彼がNASの説得でレコードデビューが決まった話は有名ですが2枚のアルバムの売上とNASのお陰でお金に困らなくなったため引退したそうです。もし子供のお陰で楽に暮らせるわいと引退したのであればNASさん親孝行しすぎです。
オル・ダラ–:ボーカル、コルネット、木管楽器、ギター、手拍子、ハーモニカ
ジョン・エイブラムス – テナーサックス
クワテイ・ジョーンズ=クォーティ 、イヴァン・ラミレス:ギター
ドクター・ジョン- オルガン、エレクトリック・ピアノ
ロッド・ウィリアムズ – オルガン、ピアノ
フレッジャー・「サイード」・デュプリー – エレクトリック・ピアノ
アロンゾ・“スキップ”・ガードナー – ベース
ラリー・ジョンソン、グレッグ・バンディ – ドラムス
コスター・マサンバ – パーカッション、ボーカル
カントリーズ・アロウェイ、ルシル・ミルズ、テリル・ジョイナー – バッキング・ボーカル
カサンドラ・ウィルソン– ボーカル (9)
他に見つからなかったのでwikiからの引用です。
Massamba
タイトルはコンゴ出身のパーカッション奏者のマサンバから。ファンキーなブルースナンバーで女性コーラスと一緒にMassambaコーラスを歌いたくなります
Neighborhoods
ジャジーなフィーリングのアーバンブルースナンバー。
Herbman
ボ・ディドリー風のジャングルビートを使ったグルーヴィなブルースナンバー。
Strange Things Happen Everyday
ギター一本をバックに早口で語るカントリーブルースナンバー。
Bell & Ponce (At The Movie Show)
ファットバックしたドラムがかっこいいジャジーなソウルナンバー。中盤で入ってくるニューオーリンズのブラスバンド風のハイトーンコルネットが印象的です。
I See The Light
ブギウギ+カリブ風のグルーヴィなブルースナンバー。コーラスがキャッチーでつい一緒に歌ってしまいます
Out On The Rolling Sea
ポロポロなるギターの音から哀愁溢れるバラードナンバー。ギター、コルネットに続いてハーモニカも披露。その器用さには驚きます。
Bluebird
ハーレムの裏路地にいるようなダーティで重たいトーンのブルースナンバー。ジャジーなエレピソロが印象的です
Used To Be
カサンドラウィルソンとのデュエットナンバー。レイドバックしたグルーブ感が心地よいです。
Red Ant (Nature)
無骨なリズムやギターと柔らかいキーボードの組み合わせが面白い曲。他の曲以上にファンキーなリズム隊がかっこいいです。
Tree Blues
無骨で哀愁ある弾き語りスタイルのブルースナンバー。
Out On The Rolling Sea(Acoustic Version)
ボーナストラック。ギター一本での演奏のためオーソドックスなブルースに仕上がっています。
コネクション:タジマハール
60年代からブルースを下敷きにファンクや中南米の音楽をミックスしてきたタジはオルダラと1歳違い。活動の経歴や場所は違えど行き着い場所が同じというのは面白いです