The modern Jazz Quartet No sun in Venice (1957)
今日はモダンジャズカルテットの黄昏のベニスを紹介します。このアルバムは映画「大運河」のために書かれたサントラ盤です。ジャズミュージシャンのサントラというとマイルスデイヴィスの「死刑台のエレベーター」がありますがこのアルバムはそれよりも一年早く録音されたようです。しかし、これ単体で聴いても楽しめる一枚です。
The golden striker
クラシックっぽい雰囲気だけど親しみやすい曲調の曲。個人的にはジャンゴやバグズグルーヴと同じくらい好きです。
One never knows
ジョンルイスのクラシカルなピアノが印象的な曲。後半になってミルトジャクソンのヴィブラフォンが聴こえてきます。
The rose truc
ヴィブラフォンがメインの曲。ベースラインが地味だけどかっこいいです。
Cortege
トライアングルにもヴィブラフォンにも聴こえる金属音が印象的な曲。クラシックっぽい曲が多いですがこの曲が1番ジャズっぽく、かつベースラインがかっこいいです。
Venice
クラシカルな雰囲気の曲。
Three window
最後はリズミカルな曲。この曲もベースラインがかっこいいです。
この曲はソロパートやアドリブがない代わりに他曲のフレーズをアレンジして演奏していてそこら辺がサントラっぽい作りだなと思います。ただ、そのおかげで聴きやすい内容になっているのでおすすめです。