Roberta Flack & Donny Hathaway. S,T (1972)
寂しい時や落ち込んだ時に聴くとより良く聴こえる音楽はたくさんありますがこのアルバムもその一つです。ロバータとダニーの2人にニューヨークやCTI界隈のミュージシャンがバックについた演奏はジャジーでありながらソウルフルで静かながらも高揚感もある演奏が聴けます。
メンバー
ロバータフラック:ボーカル、ピアノ、エレピ、オルガン
ダニーハサウェイ:ボーカル、ピアノ、エレピ、オルガン、ホーン、ストリングスアレンジ
エリックゲイル、デイヴィッドスピノザ(2):ギター
チャックレイニー:ベース
バーナードパーディ、ビリーコブハム(2):ドラム
ラルフマクドナルド:パーカッション
ジョージェントル(2)、ヒューバードロウズ(6、8):フルート
ジョーファレル(5):サックス
ジャックジェニングス:ヴィブラフォン
アリフマーディン:ストリングスアレンジ
I (who have nothing)
誰もいない部屋で静かに会話しているような雰囲気のバラードナンバー。
You’ve got a frend
キャロルキングのカバー。2人のボーカルの良さは言うまでもないですが、ビリーコブハムらしい手数の多いドラミングも聞きどころな気がします。
Baby i love you
跳ねるようなリズムがポップな曲。エリックゲイルのほんのりレゲエっぽいシャープなリズムギターがかっこいいです。
Be real black for me
クラシックとゴスペルをミックスしたようなバラードナンバー。
You’ve lost that lovin’ feelin
スタンダードナンバーとして有名な曲ですがここではシタールとファンキーなベースラインが不思議な雰囲気を作っています。後半になるとストリングスとサックスに不思議な高揚感を感じます。
For all we know
ダニーがピアノとフルートだけを伴奏に歌う素朴でジャジーなバラードナンバー。後半になってストリングスとロバータのコーラスが少しだけ入ってきます。
Where is love
ラテンタッチのファンキーなポップナンバー。元々はラルフマクドナルドがフィフスディメンションズのために書いた曲らしいです。
When love has grown
ジャジーなバラードナンバー。2人の息の合ったコーラスが美しいです。
Come ye disconsolate
ゴスペル風のシンプルながらも高揚感のあるバラードナンバー。チャックレイニーのベースがかっこいいです
Mood
2人の弾くキーボードだけのインストソウルナンバー。