Herbie Mann - At The Village Gate(1962)
ハービーマンの代表的な一枚です。一曲目のファンキーなComin' Home Babyが有名ですが2曲目以降のラテンやアフリカの要素を組み合わせたカオスなパフォーマンスが圧巻です。
メンバー
ハービーマン:フルート
ハグードハーディ:ヴァイブ
ア―メッドアブドゥルマリク、ベンタッカー(1のみ):ベース
レイマンティラ、チーフベイ:コンガ、パーカッション
ルディコリンズ:ドラム
ベーシストのア―メッドアブドゥルマリクはベーシストとしてはストレートアヘッドなハードバップで堅実なビートをプレイしていますがソロになるとアフリカや中東の音楽に影響を受けた摩訶不思議なジャズをやっています。
Comin' Home Baby
作者ベンタッカーの強力なウッドベースがグルーヴィな一曲。ハービーもいつも通りグルーヴィなリズムに煽られて熱を帯びたソロをノビノビと繰り広げています。続くヴァイブのミニマルなソロも印象的です。
Summertime
スタンダードナンバーですが原曲の面影は微かにあるかどうかでミニマルなビートやソロが延々と続きクセになる一曲です。
It Ain't Necessarily So
Summertimeと同じくミュージカル「ポーギーとベス」のために書かれた曲。ラテン要素強めでほんのり中東風のミニマルビート&ソロが20分にわたり続きます。個人的には真ん中のタンバリンとベースの掛け合いとそのあとのアフリカンなドラムソロが印象的です。一曲目を聴いてファンキージャズのアルバムだと思って買った人はかなり面食らったのではないでしょうか。