The Jackson Five. Maybe Tomorrow (1971)
デビューして2年で5枚のアルバムをリリースしたジャクソン5の5枚目が本作です。録音とほぼ同時期にコンサートツアーをしたりマイケルの1stアルバムの録音もしたりと大忙しでしたがマイケル曰くこの頃が1番兄弟の絆が一つになっていたみたいです。目立つダンスナンバーはありませんが少し大人なバラードがたくさんある一枚です。
ミュージシャンのクレジットはないので分かりませんが個人的にはフォンスマイゼルやジョーサンプルがキーボード、ウェルトンフェルダーがベース、デヴィTがギター、ポールハンフリーがドラムと予想しますがこの頃まだポールはボーカルもののセッションにはあまり参加していないので確証はありません。意見、情報があればコメントで教えてください。
Maybe Tommorow
シタールやフルートを使ったスウィートなバラードナンバー。
She’s Good
ジャーメインがボーカルをとるリズミカルなバラードナンバー。この曲のギターは明らかにデヴィTのフレーズですね。
Never Can Say Goodbye
バラードナンバーながらもグルーヴィな一曲。デヴィTらしいギター、グルーヴィなベースライン、舞うようなフルートが最高です。個人的にはジャクソン5の曲が1番好きです。デヴィTはソロアルバムでこの曲を演奏していますがそれは録音に参加して気に入ったかららしいです。
The Wall
モータウンらしい弾むリズムがグルーヴィで楽しい一曲。
Petals
I Want You BackやABC路線のポップでグルーヴィなソウルナンバー。演奏は二曲と変わらずグルーヴィでかっこいいですがボーカルやコーラスはちょっと大人になっています。
Sixteen Candle
アルバムに一曲はジャーメインがボーカルをとるオールディーズのカバーです。オリジナルは1959年のグレスツで楽器の音は70年代ですが演奏やコーラスはドゥーワップのそれです。
(We’ve Got) Blue Skies
アナログシンセのギューン、ウィーンサウンドを使いつつもアコースティックに仕上げた一曲。
My Little Baby
ファズやワウ、スリリングなストリングスを使いつつもまろやかなポップナンバー。グルーヴィなリズムギターがかっこいいです。
It’s Great To Be Here
グルーヴィなベースラインがかっこいいリズミカルなミディアムナンバー。
Honey Child
マーサ&ヴァンデラスのカバー。モータウンらしいポップナンバーですがアーシーなハーモニカに鶏の鳴き声をバックにマイケルの語りから始まるところは70sらしいです。
I Will Find A Way
ジャーメインがボーカルのグルーヴィな曲。ベースとギターのグルーヴが最高にかっこいいです。