Lou Rawls & Les McCann LTD - Sings Plays Stormy Monday (1962)
ブルース、ジャズ、ソウルを歌いこなすシンガールーロウルズとソウルジャズからジャズファンク、ニューソウルまでプレイするピアニストレスマッキャンは、このアルバムが初共演だったそうですがこの2人を共演させた人は並外れたセンスの持ち主だったはず。ここでは2人がジャズもブルースもR&Bも全てをミックスしてどれにも当てはまるけどどれでもない最高のサウンドを作っています。
メンバー
ルーロウルズ:ボーカル
レスマッキャン:ピアノ
リロイヴィネガー:ベース
ロンジェファーソン:ドラム
(They Call It) Stormy Monday
ブルースシンガー兼ギタリストのTボーンウォーカーのカバー。レスのアーシーにスウィングするソウルフルなピアノに合わせてルーがノビノビとコクのある声を聴かせてくれます。
Godbless The Child
ビリーホリデイのカバー。しっとりとしたジャズナンバーでルーのにじみ出るブルースフィーリングが最高です。
See See Rider
女性ブルースシンガーのマレイニーの曲でブルース、R&B、ロックと幅広くカバーされている曲です。ゴスペル風のファンキーでソウルフルな演奏とボーカルがかっこいいです。個人的にはこのアルバムで1番おすすめです!
Willow Weep For Me
とても有名なスタンダードナンバーですがレスとルーの2人が演奏すれば立派なブルースになります。ルーのブルージーでセクシーなボーカルがかっこいいです。
I’m Gonna Move To The Outskirts Of Town
伸びやかなボーカルが印象的なブルースナンバー。マッキャンの力強いタッチのピアノとの相性もバッチリです。
In The Evening When The Sun Goes Down
グルーヴィなウッドベースがかっこいいリズミカルなナンバー。レスもルーも熱くソウルフルです。
‘Tain’t Nobody’s Biz-Ness If I Do
ファンキーな演奏がかっこいいミディアムナンバー。曲名にある‘Tain’t とはIt Ain’tの略らしいです。
Lost Amd Lokkin’
切なくソウルフルな歌とピアノが印象的なバラードナンバー。
I’d Rather Drink Muddy Water
ワイルドな演奏と歌がかっこいいブルースナンバー。
Sweet Lover
ラグタイムとツイストをミックスしたようなリズムが楽しい曲。ラムゼイルイスのThe In Croudをあわせて聴きたくなります。
ここからはボーナストラックです
Blues Is The Woman
ルーのオリジナルナンバー。ソウルやロックの影響もあるグルーヴィなブルースナンバーです。
A Little Les Of Loe’s Blues
これもルーのオリジナル。タンバリンを使ったゴスペル風のファンキージャズナンバーです。このアルバムのために二曲も書いたのに両方お蔵入りされたルーがちょっと気の毒です。
(They Call It) Stormy Monday
別テイク。