Gábor Szabó. Wind, Sky And Diamonds (1967)
今日はハンガリー出身のギタリストガボールザボがインパルスからリリースしたサイケなジャズアルバムを紹介します。
ガボールザボは1936年産まれ。1956年のハンガリー動乱の際にアメリカに移住しチコハミルトンのバンドで活躍。その後はインパルス、ブルーサム、CTIにレコードを残していますが1981年に45歳の若さで亡くなったいます。
代表曲にジョージベンソンがカバーしたブリージンやサンタナがブラックマジックウーマンとメドレーでカバーしたジプシークイーンがあります。
以前僕が紹介したトムスコットのハニーサックルブリーズとほぼ同じ時期に同じミュージシャンが参加して録音しているためよく似たサウンドになっています。
San Franciscan night
エリックバートン&ジアニマルズのカバーでガボール?の語りから始まるナンバー。この時代らしいフォーキーなポップナンバーです。
A day in the life
ビートルズのカバー。原曲でジョンが歌っていたパートはシタールとコーラスが幻想的なアレンジに、ポールのパートはガボールのソロになっています。ガボールのギターは他のジャズギタリストに比べて音数の少ない素朴な雰囲気です。
Twelve-Thirty (Young girls are coming to the canyon)
ベースラインがかっこいいジャズロックナンバー。
To sir in love
少しエコーのかかったエキゾチックな音のギターがかっこいいナンバー。
White Rabbit
シタールの音が怪しげな曲。
Guantannamera
シタールにガボールのギター、スペイン語?の歌詞という無国籍な曲。こういうエセ感が好きです。
Saigon Bride
ゆったりとしたギターソロがメロウな曲。イントロのシタールのようなギターが印象的です。
The end of life
アップテンポのジャズロックナンバー。この曲だけではないですが上品なコーラスがサイケな演奏と合わさることで不気味な感じになっています。
Lucy in the sky with diamonds
ビートルズのカバーでオリジナルよりはフォーキーなアレンジです。
Are you there
サイケ度低めでほんのり爽やかな雰囲気の曲。
W.C.Field
ゾンビーズにも通じるサイケポップナンバー。軽やかなギターがかっこいいです。