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The Derek Trucks Band. Joyful Noise (2002)

今日はデレクトラックスバンドのジョイフルノイズを紹介します。僕の選盤からはちょっと外れた内容ですが二曲でボーカルをとるソロモンバーグが聴きたくて図書館で借りたところジャズやインド音楽の要素も含んだサウンドに驚いて愛聴盤になったとい経緯があります。何がきっかけでいままで聴いてこなかったいい音楽と出会うかわからないものです。

メンバー
デレクトラックス:ギター
コフィバーブリッジ:キーボード、フルート、ボーカル
トッドスモーリィ:ベース、ボーカル
ヨンリコスコット:ドラム、パーカッション、ボーカル
ゲスト
スーザンテデスキ:ボーカル(8)
ルーベンブラデス:ボーカル(5)
ソロモンバーク:ボーカル(3、6)
ラハットファテアリハーン:ボーカル(4)

Joyful Noise
デュアンオールマンを思わせるスライドギターに豪快なリズム、ソウルジャズ風のオルガンが組み合わさった曲。一曲目ですが一番好きな曲です。

So close,  So far away
ジャズナンバー。ジャズギタリストでスライドやっている人ってほとんどいないですが(僕が知らないだけでいたらごめんなさい)これを聴くとジャズにスライドギターもありだなと思います。

Home in your heart
ソロモンがボーカルをとる豪快なサザンロックナンバー。

Maki Madni
パキスタンのカッワーリーという音楽のカバー。全く違うテイストの曲ですがデレクはギターでシタールのような音を出していてそこまで違和感はありません。

Kam -Ma -Lay
サルサ歌手のルーベンブラデスをフィーチャーした曲。デレクのギターは少し不似合いな気もしますが陽気な楽しい曲です。(ここまでの曲全てジャンルが違うということに驚きです。)

Like anyone else
再びソロモンバークがボーカルの曲。イントロはメロウでボーカルが入るとファンキーなソウルナンバー。演奏はもちろんですがソロモンの声も歳をとって深みが増していてとてもいいです。個人的には1曲目と同じくらい好きです。

Every good boy
イントロのエフェクターでギンギンに歪ませたギターやオルガンの音が少しソウライブっぽい曲。

Baby, You’re right
JBのカバー。どことなくBBキングを思わせる少しブルージーなサザンソウルにアレンジしています。

Lookout31
エネルギッシュなジャズロックナンバー。ジョンマクラフリンみたいなトーンでギターを弾いたりエレマイルスみたいなキーボードを弾いているのが面白いです。

Frisell
少し宗教的な響きのエレジャズ。同じギタリストで変わった世界観の曲を得意とするビルフリーゼルを意識していると思います。

僕みたいにグルーヴィーなジャズ、フュージョンが一番好きだけどソウル、ファンクも同じくらい好きでロックもたまに聴くしワールドミュージックも少しなら聴くっていう人にはおすすめの一枚です。