「マイナーなスウィート」Ace Spectrum. Low Rent Rendezvous (1975)
今日紹介するエイススペクトラムスは3人組のボーカルグループですが情報の少ないグループです。どうやら1966年に結成されたグループで73年にアトランティックと契約ファーストシングルがR&Bチャートで20位を記録した以外はチャートに出てこないか下位に少し顔を出すだけ。そういうとあまりいいグループではなさそうですがそんな事はなくファーストはレアグルーヴとして人気で本作もメロウでスウィートなバラードがぎっしりと詰まった最高の一枚です。
メンバー
エドザント、アイザックエリオット、ルディゲイ
演奏メンバーは不明です。
Third Rate Romance (Low Rent Rendezvous)
笑い声から始まる曲で特別ファンキーでもメロウでもないですが演奏やコーラスがクセになる曲です。(特にファズギターやヒョロヒョロ鳴るフルートがいいです)
You Ain’t No Match For Me
ミディアムテンポのリズミカルなナンバー。イントロのスカイハイみたいなストリングが印象的です。
Without You
クラシカルなストリングとファンキーなリズムが対照的な曲。ファルセットボーカルが他のグループでは聴かない個性的な声です
Keep Holding On
7分越えの長尺でボーカルも演奏もフィリー感いっぱいの曲です。
Beautiful Love
スピナーズ風の軽いタッチのフィリーナンバー。
Trust Me
語りから入るスウィートなソウルバラードナンバー。こういうスウィート系は聴きいってしまいます。
I Just Want Spend The Night With You
Trust Meと似たようなタッチのスウィートバラードナンバー。個人的にはこっちの方が好きです。
Laughter In The Rain
雷鳴と雨音語り始まるほんのり東洋風のメロディのミディアムナンバー。
Do You Remember Yesterday
トムベルとリンダクリードの共作ナンバー。フィリー風の軽やかなソウルです。