Baby face Willette. Face to face (1961)
今日は幻のオルガン奏者ベイビーフェイスウィレットのファーストアルバムを紹介します。ウィレットは初めはゴスペル、次にR&Bのグループでオルガン奏者をしていましたがピアノに転向しジャズバンドで活躍。1960年にルードナルドソンの紹介でブルーノートと契約して2枚のアルバムをリリース。チェスの子会社のアーゴからも2枚のレコードをリリース。その後金銭的な理由で引退しシカゴで本業の理髪師に戻り(体調不良説もあり)1971年に亡くなっています。
個人的には初めて聴いたオルガンジャズのアルバムということもあってかかなり好きな一枚です。マイナーとは言え配信もあるし、何度もCD化されているのでLPにこだわらなければ簡単に聴くことができます。
メンバー
ベイビーフェイスウィレット:オルガン
フレッドジャクソン:サックス
ベンディクソン:ドラム
グラントグリーン:ギター
Swingin’ at suger ray’s
タイトル通りスウィングするオルガンがめちゃくちゃかっこいい曲。フレッドジャクソンの泥臭いファンキーなサックスもリーダーと同じかそれ以上にかっこいいです。
Goin’ down
ブルージーなスローナンバー。気だるい感じがたまりません。
Whatever lora wants
ラテン風のテーマから始まりスウィングをバックにソロを回していきます。軽やかにスウィングしつつもブルージーなグラントのソロが本当にかっこいいです。
Face to face
いなたいソロと軽やかなリズムがかっこいいソウルジャズナンバー。
Somethin’ strange
Face to faceとよく似た曲。
High ‘n’ low
いなたいブルージーなナンバー。ソウルジャズの音を表現するときいなたいとかコテコテとかよく使っているのを目にしますが面白いことにどちらも関西の言葉らしいです。
ここからはルディヴァンゲルダーエディションで追加されたボーナストラックです
Face to face
オルタネイトテイク。各楽器のソロがアルバムバージョンより長い気がします。
Somethin’ strange
オルタネイトテイク。オルガンのソロパートがちょっと違います。