Average white band. Soul searching (1976)
幻想的な白黒ジャケットですがそれを反映したようにバラードはメロウかつ幻想的なタッチが増しました。一方でファンクナンバーはシャープなアップテンポだけでなくネットリとしたミディアムテンポのものも増えています。またある曲に別の曲のメロディを数フレーズ入れたり、コーラスで別の曲の歌詞を歌ったりとトータルアルバムっぽい仕上がりです。AWBの中では地味目な一枚ですが代表作と肩を並べる出来だと思います。
メンバー(AWB)
ロジャーボール:アルトサックス、キーボード、ストリング、ホーンアレンジ
マルコムダンカン:テナーサックス
スティーブフェロン:ドラム、パーカッション
アランゴリー:ボーカル、ベース、ギター
オニーマッキンタイア:ギター
ヘイミッシュスチュワート:ボーカル、ベース、ギター
メンバー(ゲスト)
ランディブレッカー、マーヴィンスタン:トランペット
バリーロジャース:トロンボーン
マイケルブレッカー:テナーサックス
ロニーキューバー:バリトンサックス
ジムミューレン:ギター
カルロスマーティン:コンガ
他
Overture
ホーンとエレピが美しい都会的かつ幻想的なバラードナンバー。
Love your life
AWBらしいパツパツしたリズムがかっこいいファンクナンバー。シャープなホーンも少しスモーキーなサウンドでかっこいいです。
I’m the one
シャープなホーンとリズムギターを前面だしたミディアムテンポのファンクナンバー。
A love of your own
ファンキー&メロウなバラードナンバー。鳥のようなクワッと鳴るシンセが印象的です。
Queen of my soul
ラテンタッチのリズムがかっこいいメロウソウルナンバー。僕がこのアルバムで1番好きな曲です。サックスも情熱的な音でかっこいいです。
Soul searching
力強くファンキーでほんのり少しメロウなソウルナンバー。 フュージョンのようなギターソロが短いですが印象的です。邦題はスウィートソウルミュージックというアーサーコンレーの曲と紛らわしいタイトルがついています。
Goin’ home
力強いリズムとシャープなホーンがかっこいいディスコタッチのファンクナンバー。
Everybody’s darling
ファンキーさ、メロウさ、ポップさのバランスがスティービーワンダーっぽい曲。ベースラインがかなりかっこいいです。
Would you stay
イントロの迫力あるホーンがかっこいい曲。ダイナミックながらもメロウでホーンアレンジが本当にうまいです。
Sunny days (make me think of you)
エリックゲイルやコーネルデュプリーみたいなギターとエレキシタールがかっこいいメロウでポップなソウルバラードナンバー。
Diggin deeper
Soul searching を元にしたような幻想的な曲。
ここからはボーナストラックです。
Queen of my soul(Singl varsion)
A love of your own
ライブバージョンです。スタジオバージョンとはガラッとアレンジを変えたジャジーなサックスソロから始まるメロウなスローファンクです。