Billy Preston - Live European tour(UK Version)
以前こちらを買った際には未配信で紹介した時にはUS盤のみでしたが何時の間にかUK盤も配信に追加されていて聞いて紹介しようと思って早2年半ほど経ちました。紹介が遅れてしまい誠に申し訳ございません。曲ごとの解説やメンバーは以前のを見ていただくとして(今と大分書きかたやノリが違ってちょっと恥ずかしいですが内容はそれなりに濃いのでそのままにしておきます。)今回は違いについてまとめていきます。こういった未配信だから買ったのにしばらくしたら配信されたCDは数しれず。それでもCDを買ってしまう。コレクターの悲しい性です。
まず一曲目Day TripperはMCのアナウンスから始まりギターかクラヴィネットのザクザクしたリズムが聞こえてきます。The BusはThe Bus Medleyと改題されていてスライのDance To The Musicに入る前のミックテイラーのソロが違うように聞こえますがそれ以外はほとんど同じなのでこの二曲は同じ録音を違う人が編集、ミックスしたと思われます。
Let It BeとLet's Go Get Stonedは全く別の演奏でUS盤が独立して曲になっているのに対してUK盤ではメドレーになっています。
続くBilly's BagはUK盤のみ。60年代に発表した曲でビリーらしい軽快なダンスナンバーです
Will It Go Round In CirclesはUS版と同じ演奏ですがギターがやや大きめにミックスされキーボードの音の分離もよいように感じます。
Outa-Spaceも別演奏です。正直UK盤の方がテンションが高くミックテイラーのギターもキレがいいしミックスも聞きやすいのでクオリティが良いと感じます。
ここからはUK盤のみ収録の曲ですがHigher(Vamp)はUS盤にもOuta-Spaceとのメドレーで収録されていました。こちらでは女性または声の高い男性のHIgerコーラスが印象的です。バッキングボーカルはいなかったようなのでバックバンドの誰かか観客でしょう。いったん終わったと思わせてからジャムが始まりますがかなりトリッキーな音色と演奏でとても面白いです。メンバー紹介を挟んでそのままGet Backへと繋がりもう一度Higerに戻っておしまいです。
個人的には編集が少なく別録音の曲のテンションも高くこちらにしか無い曲もあるということで圧倒的にUK盤がおすすめです。いつかLP見つけたら買いたいですね。ここまで違うのにそれに関する考察・解説はライナーや公式サイトの商品紹介のみでほぼありません。有名なミュージシャンだとたった数秒の違いでも熱心に研究されているのと大違いです。僕のような素人がちまちま書いてたって広まらないので熱心なコレクターの方にはマイナー盤にもリソースを割いて紹介してほしいと思わずにはいられません。