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Herbie Hancock. Takin’ off(1962)
本作はハービーハンコックの1stアルバムです。このアルバムを制作した当時ハービーはまだ駆け出しでトランペット奏者のドナルドバードに面倒を見てもらっていました。ハービーは彼のアドバイスに従って「徴兵された」とブルーノートを騙し?制作が決定したようです。
メンバー
ハービーハンコック:ピアノ
デクスターゴードン:サックス
フレディハバード:トランペット
ブッチウォーレン:ベース
ビリーヒギンズ:ドラム
Watermelon man
ファンキーながらもどこかとぼけたような演奏がかっこいいジャズロックナンバー。スイカ売りの掛け声が元になったと言われますがハービー曰くそうではなくそれを呼び止めるおばさんの声とスイカを乗せた荷馬車の音が元にしたそうです。この曲の印税はかなりの額だったようでセクスタント期他金銭的に厳しいときかなりの支えになったようです。
Three Bags Full
重たいベースがかっこいいハードバップナンバー。ホーン2人の息の合った演奏が印象的です。先にソロを取るにはフレディで次がデクスター、最後がハービーです。
Empty Pokets
スローテンポのファンキージャズナンバー。ハービーの低音を活かしたピアノがかっこいいです。
The Maze
ホレスシルバー風のファンキージャズからフレディのソロを中心にしただんだんとハードバップへと変わっていきます。グルーヴィなドラムがかっこいいです。
Driftein’
まったりとしたナンバー。ピアノとホーンのコール&レスポンス風の演奏やデクスターの肩の力が抜けたソロが印象的です。
Alone And I
繊細なプレイのピアノとサックス、ミュートトランペットが美しいバラードナンバー。
ここからはボーナストラックで追加されたオルタネイトテイクです。
Watermelon man
オリジナルよりもアップテンポでホーンもシャープですがソロが長くバップ風でオリジナルほど親しみ安さがない気がします。
Three Bags Full
こちらもオリジナルよりもアップテンポに演奏しています。バタバタとしたドラムがかっこよく個人的にはこちらもいいと思います。
Empty Pokets
62年にしてはかなり新しいというか新主流派と言われるようなスタイルに近い演奏です。