Gadd gang. S,T(1986)
スタッフ解散から6年後に結成されたのがガッドギャングです。メンバーのうちリチャード、コーネルはスタッフからの仲間ですが、ベースのエディゴメスはビルエヴァンスのトリオで有名な人でちょっと以外な人選です。彼とスティーブはチックコリアのセッションで何度も共演していますが他のメンバーとは初対面だったそうです。ちなみにサックスのロニーキューバはサポートメンバー扱いでブックレットのメンバー写真も4人で写っています。
Watching the river flow
ボブディランのカバー。オリジナルは素朴なフォークソングでしたが上手にノリのいいR&Bにアレンジしています。
Strength
神秘的な雰囲気のバラードナンバー。
Way back home
クルセイダーズのカバー。豪快でアーシーだった原曲に対して洗練された都会的なグルーヴにアレンジしています。
Morning love
ベースとキーボードをメインにしたミディアムナンバー。この曲ではエレピやオルガンだけでなくシンセサイザーやアコースティックピアノも弾いていて他の曲と印象が違います。
Duke’s Lullaby
スティーブのドラムソロ。機械並みに正確なリズムキープをしつつパワフルなおかずをいっぱい乗せて、マーチングドラムのフレーズも入れるこれぞスティーブガッド!と言える一曲です
Everything you do
落ち着いた雰囲気のバラードナンバーで唯一のボーカル入りの曲です(歌っているのはリチャード)。ウッドベースにしか出せないまろやかな音のベースラインが印象的です。
Honky tonk ~ Ican’t stop loving you
スタンダードのメドレー。どちらもラフな演奏がかっこいいです。この曲ではホーンセクションを二回重ねてビッグバンド風のサウンドを作っています。