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Toots &The Maytals - Funky Kingston (1973)

ジャマイカを代表する音楽であるレゲエ。この言葉は今日紹介するトゥーツアンドメイタルズのドゥザレゲエという曲が初だそうです。そんな彼らの代表作となる本作ですがオリジナルが出たのは1973年です。しかしこの時点でジャケが2種類あり、その後1976年にタイトルはそのままで一部を74年のアルバムの曲に差し替えたものもあります。なので買う時は買う予定のものに記載された曲目とDiscogsを見比べてから買うことをおすすめします。今回はオリジナルバージョンを紹介します

メンバー
フレデリック“トゥーツ”ヒバート、ナサニエルマシアス、ヘンリーゴードン:ボーカル
演奏者不明

Sit  Right Down
レゲエらしいリズムがかっこいいミディアムナンバー。ジャマイカのオーティスレディングとも言われるトゥーツの熱いボーカルもまた最高です。

Pomp And Pride
ポップなソウルの雰囲気もあるレゲエナンバーで特に中盤のドレミファソラシド〜という部分が楽しいです。

Louie Louie
どちらというとロックンロールやガレージロックの人たちによってカバーされる曲ですが元からそうであったかのようなファンキーなレゲエに作り変えています。ソウルフルなサックスや捻れたような奇妙なソロも印象的です。

I Can’t Believe
アイク&ティナターナーのカバーでオリジナルよりもテンポを落としキャッチーなコーラスを増やすことで一緒に歌えるようなアレンジになっておりとても楽しいです。

Redeption Song
素朴でおおらかな南国的なフィーリングの演奏とスピリチュアルなコーラスが合わさったミディアムナンバー。

Daddy’s Home
60年代のソウルのフィーリングの濃いバラードナンバー。レゲエらしさはあまりないですが好きです。

Funky Kingston
トゥーツの歌い方や女声コーラス、リズムギターがソウルらしい一曲。リズムやホーンはレゲエよりで両方のいいところどりをしたような一曲です。

It was Written Down
レイドバックした雰囲気が心地よいミディアムナンバー。

コネクション:レゲエとハイレコード
これを書いた後アルグリーンを聴いて音の類似を感じました。どちらもガッチリとしたボトムは一音一音がクッキリしたドラムとドラムセットの一部のようなベースライン、ホーンや軽いリズムギターで高音を作り真ん中はオルガンやストリングスでロングトーンで埋めるサウンドなんですよね。ただレゲエの方はそんな詳しくないのであっているかは不安もあります。