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Joe Cocker. With A Little Help From My Friends (1969)

ジョーコッカーの1STにしてタイトルにもなったビートルズのカバーがヒットした本作は新人とは思えないくらい豪華なミュージシャンを起用し英米の両スタジオで録音されました。結果は評価、セールス共に高評価を記録しました。そして今聴いても充分かっこいいです。余談ですがジャケットが昔のB級ホラー映画のポスターみたいです。

メンバー
ジョーコッカー:ボーカル
デヴィッドベネットコーエン(1)、ジミーペイジ(2、4、5、7、9)、トニーヴィスコンティ(2)、ヘンリーマッカロク(3、6、8、10)、アルバートリー(8):ギター
クリスステイントン:ピアノ(2、3、4、7)、オルガン(2、7)、ベース(1以外)
マシューフィッシャー(5)、スティーブウィンウッド(6、10):オルガン
キャロルケイ:ベース(1)
ポールハンフリー(1)、クレムカッティーニ(2、4、7)、マイクケリー(3、6、10)
メリークレイトン、ブレンダホロウェイ:ボーカル

ジミーペイジのセッションミュージシャンとしては最後期に当たる録音なのでそういう意味でも興味深いかもしれません。さらにオルガンでマシューフィッシャーとスティーブウィンウッドという二大イギリスオルガン奏者が入りフィーリンオーライトではロック系の録音では珍しいポールハンフリーが参加などクレジットを見ているだけでも面白い一枚です。

Feeling Alright
トラフィックのカバー。ラテンタッチのパーカッションが印象的なソウルフルなバラードナンバーです。(余談ですがこの曲のカバーはたくさん聴きましたがオリジナルは一度も聴いたことがないです。)

Bye Bye Blackbird
ジャジーなソウルバラードナンバー。ゴスペルタッチのコーラスが印象的です

Chage In Louise
コクのあるスワンプバラードナンバー。

Majorine
1番最初にシングル用に録音された曲です。イントロをファルセットで歌っているのが珍しい気がします。少し捻ったポップなようでポップじゃないようなメロディや演奏もクセになります。

Just Like A Woman
ボブディランのカバーでブリティッシュロックらしい湿り気のあるサウンドでオリジナルとはまた違った良さがあります。

Do I Stiil Figure In Your Life
ゴスペル風のオルガンとピアノ、抑え気味のジョーのソウルフルなボーカルとコーラスがシンプルながらも心にグッとくる一曲。バラードナンバーだと1番好きです

Sandpaper Cadillac
ベースラインとオルガンがかっこいいスロウナンバー。ギターがサイケなのが時代を感じて面白いです

Don’t Let Be Me Misunderstood
ニーナシモンやアニマルズのバージョンが有名な曲。スローテンポでソウルフルなアレンジです。途中オルガンソロがあるのが気に入っています

With A Little Help From My Friends
オルガンやリズムはソウルだけど1人ハードロックをやっているジミーのギターが面白いです。ソウルフルなジョーのボーカルやゴスペルクワイアのようなコーラスも印象的です。

I Shall Be Rellesed
ボブディランのカバー。ゴスペルかソウルジャズのようなオルガンがとてもかっこいい一曲です。この曲のみストリングスが入りますが派手すぎず地味すぎずの程よいアレンジです。

The Age Of Lily
ボーナストラックでおそらくシングルオンリーの曲。リズムや少しチープなオルガン、ギターの音とかコーラスの雰囲気が少しデヴィッドボウイっぽい気がします。

Sometihng Coming on
ジョー流のグラムロックナンバー。ほどよくノイジーなギターがかっこいいです。