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「ファンキーおじさんのジャズファンク」Hank Crawford. Don’t you worry ‘bout a thing (1974)

ハンククロフォードはレイチャールズのバンドのアルトサックス奏者として活躍した後、KUDUと契約してファンキーなアルバムを数多くリリースします。本作もニューヨークの一流ミュージシャンをバックにアンクルファンキーのニックネームにふさわしいプレイを披露しています。全5曲と曲数は少なめですがどの曲もボリューミーなので聞きごたえはしっかりあります。

メンバー
ハンククロフォード:アルトサックス
ボブジェイムズ:エレピ、クラヴィネット、アープシンセ
リチャードティー:アコピ、オルガン
バーナードパーディ(1、5)、アイドリスムハンマド(それ以外):ドラム
ゲイリーキング:エレキベース
ロンカーター:アコースティックベース(5)
ヒューマクラッケン:ギター、ハーモニカ(4)
ラルフマクドナルド:コンガ、パーカッション
ペッパーアダムス:バリトンサックス
ランディブレッカー、アランルービン:トランペット
ジョーファレル:フルート、テナーサックス

Don’t you worry ‘bout a thing
スティービーワンダーのカバー。バーナードのドラムをバックにファンキータッチで中盤にソロを挟みつつオリジナルのボーカルをなぞるようにサックスを吹いています。ヒューマクラッケンによるギターソロもファンキーでかっこいいです。

Jana
メロウなバラードナンバー。抑制されたバックの上で男泣きするハンクのサックスが最高にかっこいいです。リチャードのオルガンソロもメロウで泣けます。タイトルはスワヒリ語で昨日という意味です。

All in love is fair
原曲よりもアップテンポの演奏です。個人的にはこの曲が1番ボブジェイムズらしさがでている気がします。

Sho is funky
この曲で1番アーシーなファンクナンバー。クラヴィネットとワウギターのぐちゃぐちゃしたリズムとハーモニカが印象的です。中盤になるとエレピやビッグバンドスタイルのホーンが入ってきますがクインシージョーンズっぽいスタイルです。

Groove junction
ベースでロンカーターが参加した4ビートのジャムナンバー。ソウルジャズよりのサウンドなのでエレピではなくオルガンをつかっていたらよりよかった気もします。