見出し画像

Maria Muldaur - S,T (1973)

いつもはジャズやソウルをメインで漁っていますが、ルーツロックやSSWも少し聴いています。本作はマリアマルダーのファーストアルバムでたまたま聞いたMidnight At The Oasisに惹かれて聴いているうちにアルバムそのものを好きになってしまいました。アーシーで楽しい演奏と時に明るく、時に色っぽいボーカルが最高の一枚です。

メンバー
ライクーダー、デイヴィッドニクターン、エイモスギャレット、クラレンスホワイト、アンドリューゴールド:ギター
デイヴィッドリンドレー:ハワイアンギター
デイヴィッドグリスマン:マンドリン
ビルキース:バンジョー
トミーマクル―ア、クリスエスレッジ、クラウスフォアマン、フリーボ
:エレクトリックベース
ジムケルトナー、クリスパーカー、ジムゴードン、エドショーネシー:ドラム
ジムディッキンソン、スプーナーオールダム、グレッグプレストピノ、マークジョーダン、ドクタージョン:ピアノ
ニックデカロ:アコーディオン、アレンジ
ラリーパッカー:ヴァイオリン、ヴィオラ
リチャードグリーン:ヴァイオリン
デイブホランド:弓弾きベース、アレンジ
ジムゴードン:クラリネット
ジムゴードン:オルガン
ドラム、クラリネット、オルガンのジムゴードンが同一人物か分からなかったので分けて記載しました。ドラマーのジムゴードンはジャクソンブラウンのアルバムでオルガンを弾いているのでここでも同一人物の可能性があります。

Any Old Time
伸びやかなボーカルが印象的な曲。ディキシーランドジャズ風のホーンアレンジが面白いです。

Midnight At The Oasis
さきほども書いたようにこれを聴くきっかけになった曲。エイモスギャレットの伸びやかなギターソロはもちろん突っつくようなリズムギターもかっこいいです

My Tennessee Mountain Home
キャッチーなメロディが印象的な曲。一緒に歌っていますがちっとも上手くならないどころか歌詞すら覚えられなくてフニャフニャ言って誤魔化してます笑

I Never Did Sing You A Love Song
スティールギターとアコーディオンの素朴な響きが印象的な曲。ピアノはスプーナーオールダム。

The Work Song
ナットアダレイの曲とは同名異曲。ミンストレルショーがモチーフということもあってかディキシーランドジャズ風のホーンセクション入りです

Don’t You Make Me High (Don't You Feel My Leg)
ドクタージョンがニューオリンズ風のルーズに転がるピアノにギターを披露。さらにホーンアレンジまで提供と大活躍の一曲。それ故かとてもジャズっぽいです 

Walkin' One & Only
ベースでレイブラウンが参加。ウォーキングベースと多重録音されたボーカルが実験的に響く一曲

Long Hard Climb
ニックデカロの優しく包み込むようなストリングスアレンジが印象的な曲。まったりとした優しい演奏とボーカルがたまりません

Three Dollar Bill
この曲もドクタージョンがピアノを演奏。ほんのりR&B風の曲です

Vaudeville Man
コロコロ転がるドクタージョンのピアノが楽しい一曲。カントリーっぽい曲ですがホーンはジャズっぽい編曲です。

Mad Mad Me
ベースでマイルスデイビスのバンドでの演奏が有名なデイブホランドが参加。冷たくクリアな演奏とベース、チェロ、ヴァイオリンの弓弾きがミステリアスに響く一曲。