Jose Feliciano. Feliciano! (1968)
昨日のデイヴィッドTウォーカーに続いてギターがたくさん写っているジャケットです。(こっちは頭や体もたくさんです)ホセフェリシアーノのことはミニーリパートンのアルバムに参加していたことで知りましたがその時はあまり気になりませんでした。それからしばらくしてクエンティンタランティーノ監督の映画ワンスアポンアタイムインハリウッドで彼のカリフォルニアドリーミンが使われており、それを聴いてすぐレコード屋でこのアルバムを買いました。フォークやポップをメインにソウルやラテンをミックスしたアルバムはポップながらも奥深い一枚です。
メンバー
ホセフェリシアーノ:ボーカル、ギター
レイブラウン:ベース
ジムホーン:フルート、リコーダー
ミルトホランド:パーカッション
ジョージティプトン:アレンジ
ベースはレイブラウンです。モダンジャズのイメージが強いレイですが意外とポップスやロックのアルバムにも参加しており、演奏ではなくアレンジで参加した作品はもっとあります。
Califorinia dreamin’
ママス&パパスのカバー。ホセの持ち味のソウル、ラテン、フォーク、ポップを上手にミックスしたサウンドがかっこいいです。後半のスペイン語の語りが印象的です。
Light my fire
ドアーズのカバー。ミステリアスなフォークポップに仕上げています。個人的にはオリジナルよりも好きです。
Don’t let the sun catch you crying
優しいタッチのフォークナンバー。こういう曲が1番ホセのボーカルに似合っている気がします。
In my life
ビートルズのカバー。イントロの素朴なリコーダーや優しく包み込むようなストリング、ホセの繊細なボーカルに癒されます。
And i love her
ビートルズのカバーでインストです。ホセのアコギは複雑なプレイもしていますが素朴に聴こえます。
Nena na na
本作で1番ラテン色の強い曲。タイトルやスキャットがアコースティック版マシュケナダといった感じです。
(There’s) Always something there to remind me
バートバカラックの曲でボサノヴァとソウルをミックスしたサウンドです。
Just little bit of rain
フレッドニールのカバー。ホセらしいソフトなバラードですが中盤の個性的なギターかっこいいです。
Sunny
素朴ながらも力強いボーカルが印象的な曲。ジャズギタリストのウェスモンゴメリーもアルバムカリフォルニアドリーミンでタイトル曲とこの曲をカバーしています。どちらもストリングをバックにした演奏なので聴き比べると面白そうです。
Here, there and the everywher
またまたビートルズのカバー。オリジナルのボーカルをなぞりつつアドリブを入れたホセのギターが美しいです。
The last thing of my mind
トムパクストンのカバー。素朴なボーカルとリコーダーが印象的な曲です。