Deodato / Airto - In Concert (1974)
本作はややこしいことにデオダートとアイアートの共演ではなく2人の演奏を2in1にしたアルバムです。だいたいこういうのは同じミュージシャンの演奏を片面に固めて収録するスプリット盤にすることが多いですがなぜか2人の演奏がA面とB面の両方に入っています。さらにややこしいのが同じジャケットでアイアートの演奏をオミットしてLPで削られたデオダートの演奏を追加収録したCDもあります。買う時はよく確認してください。さらに下に貼ったSpotifyではA面のデオダートの二曲にオリジナル未収録のSkyscrapersを追加したものです。完全版を期待しますがCTIでは出ないでしょう。残念です。
メンバー
デオダートと2001スペースオーケストラ
デオダート:指揮、エレピ
ジョントロペイ:ギター
他(不明)
アイアートとフィンガーズ
アイアート:パーカッション、ボーカル
デヴィッドアマロ:ギター
ウーゴファトルーソ:ピアノ
フローラプリム:ボーカル
他(不明)
Do It Agein(デオダート)
スティーリーダンのカバー。メロディはそこまで変えずにデオダートらしい分厚いホーンアレンジがかっこいいフュージョンに仕上げています。ソロはデオダートとロック顔負けのジョントロペイです。
Spirit Of Summer(デオダート)
ファーストアルバムより。ストリングスとエレピによる美しい演奏から始まりベースソロから段々とスケールが大きくなっていきます。
Parana(アイアート)
ロックとブラジルの音楽をミックスさせた音楽であまりフュージョンっぽくはないですが躍動感があってかっこいいです。
Toropea(デオダート)
タイトル通りジョントロペイをフィーチャーというより主役にしたファンキーな曲です。ファンキーなリズムギターやロック風ソロにシャープなホーンセクションとビリーコブハムのアルバムに入っていそうなサウンドです。
Branches
名前が分からないビョンビョン鳴るパーカッションソロから始まりアイアートとフローラのデュオで終わる素朴で躍動感ある曲です。