George Benson. White rabbit. (1971)
ジョージベンソンは様々なスタイルのアルバムをリリースしていますが最もスパニッシュタッチなのが本作です。ウェスモンゴメリーの作品とほぼ同じメンバーとアレンジャーを迎えた本作はウェスが目指していたものがこうだったのかもしれないと思ったりもします。
メンバー
ジョージベンソン:ギター、スキャット
ジェイバーリナー、アールクルー:アコースティックギター
ロンカーター:ベース
ハービーハンコック:エレピ
ビリーコブハム:ドラム
アイアートモレイラ:パーカッション、ボーカル
フィルクラウス:ヴァイブ、パーカッション
グロリアアゴスティーニ:ハープ
ヒューバートロウズ:フルート、オーボエ、クラリネット、イングリッシュホルン
ドンセベスキー:アレンジ
他
White rabbit
ジェファーソンエアープレインのカバー。オリジナルもエキゾチックでジャジーなタッチでしたが洗練されたオーケストラとどっしりとしたボトム、アグレッシブなエレピ、スリリングなギターが原曲以上の深みのある曲にしています。
Theme from summer of 42
映画「思い出の夏」のテーマソングのカバー。素朴な響きのバラードナンバーです。
Little train
イントロのホーンとフルートが不思議な曲。アップテンポのボサノヴァとソウルジャズをミックスしたようなナンバーでアイアートのスキャットも印象的です。
California dreamin’
ウェスのバージョンが有名な曲ですがドンはウェスの時のイージーリスニング調のアレンジではなくスパニッシュタッチの躍動感と哀愁のあるアレンジをしています。
El mar
ジョージのオリジナル曲。エキゾチックでゆったりとした曲ですがどこかソウルっぽい雰囲気もあります。