見出し画像

Osibisa Woyaya (1971)

オシビサはガーナ、ナイジェリア出身のメンバーがガーナで結成、活動した後グレナダ、アンティグア、トリニダード出身のメンバーが合流してロンドンに活躍の場を移しました。(ロンドン移住と西インド出身メンバーの加入はどちらが先かは不明)ジャズやロック、R&Bをベースに自分達の故郷の音楽をミックスさせた元祖ワールドミュージックともこの時代らしいとも言える音楽性です。(ジャケットをロジャーディーン、プロデュースがトニーヴィスコンティなのでジャズロック、プログレっぽい感じもします。)後にカーティスメイフィールドが音楽を手がけた映画「スーパーフライ」の続編のサントラを手掛けたりポップなファンクナンバーのサンシャインデイがヒットしたりもしています。

メンバー

テディ・オセイ:サックス、フルート、各種パーカッション、ボーカル
ソル・アマーフィオ:ドラム、パーカッション
マック・トントー:トランペット、フリューゲルホーン、カウホルン、カバサ
スパルタカスR:ベース、パーカッション、プレンプレンスア
ウェンデル・リチャードソン:ギター、ボーカル
ロバート・ベイリー:オルガン:ピアノ、ティンバレス
ローティ・ラシン・アマオ:サックス、コンガ、フルート、フォントンフロム
トニーヴィスコンティ:プロデュース

Beautiful seven
雷鳴とフルートから始まる神秘的な雰囲気の曲。歌も何かの儀式のような厳かな雰囲気があります。後半のパーカッションやギターソロは同時期のサンタナを思わせます。しかしリズムはパーカッションを多用したシンプルかつグルーヴィなタッチなので聴きやすいです。

Y shapp
ホーンセクションがTOPのような曲。しかしホーンソロではジャズのようなスタイルです。キーボードはジャズ、ギターはロックの影響を受けたトーンでリズムは様々なスタイルのミックスと彼ららしい曲です。

Spirits up above
ローランドカークの作品。ゴスペルにも通じる厳かな昂揚感があります。中盤になるとテンポが上がってラテンファンクに。後半になるとさらにテンポが上がってジャズみたいになります。

Survival
アフリカ色の強いチャントとパーカッションから始まるナンバー。フルバンドの演奏になるとベイエリア風のファンクになります。

Move on
この曲もベイエリアファンクのような曲です。特にリズムはヘッドハンターズが真似したと言われたら信じてしまいそうなくらいそっくりです。

Rabiatu
雄大なメロディと重たいリズムがかっこいいジャズロックナンバー。

woyaya
讃美歌のようなコーラスが印象的な曲。演奏はポップですがボーカルの印象が強くそこまでポップな感じはしません。