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渡辺貞夫 - California Shower(1978)
78年は爽快フュージョンの当たり年だと考えているのですが、個人的にはその最高峰が本作です。前作はオータムブローはリーリトナーのジェントルソウツをバックにしていますが本作では前々作My Dear Lifeとほぼ同じ若手から中堅のメンバーと再びタッグを組んでの録音になります。
渡辺貞夫:アルトサックス、ソプラニーノ、フルート
デイブグルーシン:ピアノ、エレピ
リーリトナー:ギター
チャックレイニー:ベース
ハーヴィーメイソン:ドラム
パウリーニョダコスタ:コンガ。パーカッション
オスカーブラッシャー:トランペット
ジョージボハノン:トロンボーン
アーニーワッツ:テナーサックス
California Shower
レゲエ風のリズムを使ったファンキーな一曲。チャックレイニーのベースがとてもかっこいいです。
Duo - Creatics
タイトなリズムが力強い一曲。ナベサダさんとアーニーとのユニゾンで奏でられるテーマがかっこいいです。この曲のみデイブグルーシン作曲。
Desert Ride
ゲイリーマクファーランドの曲。スローテンポのメロウな曲でほんのりミステリアスな響きが印象的です。
Seventh High
E,W&F風の一曲。リーリトナーのギターやホーンアレンジがすごく似ているとまではいきませんがほんのり似ています。
Turning Pages Of Wind
幻想的な一曲。ゆったりとしつつも熱く歌うようにブロウするサックスが印象的です。
Ngoma Party
ラテン調の軽快なリズムがかっこいい曲。暑い日に涼しい部屋で聴くととてもすっきりするのでフュージョン=リゾートみたいな安易な発想もあながち間違いではないですね
My Country
ストリングスとエレピの響きが甘く切ない一曲。後半に行くにつれて熱を帯びていくアルトがかっこいいです。