8th day S,T (1971)
不気味なジャケットですがそれや知名度からは想像できないくらいかっこいい曲が詰まっています。この8th dayは62年頃からデトロイトで活躍しているグループでこのアルバムはモータウンのソングライターチームのH-D-Hが設立したインビクタスからリリースした初のアルバムです。不思議なことにオリジナル版では他のグループの曲が二曲収録されています。(僕が持っているPヴァイン版ではシングルオンリーのIf i could see the light とリードシンガーであるメルヴィンデイヴィスのソロ曲のYou made me overに差し替えられています)
メンバー
メルヴィンデイヴィス:ボーカル、ドラム
トニーニュートン:ボーカル、ベース
マイケルアンソニー:ギター
キャロルストーリングス:ヴァイオリン、ボーカル
アニタシャーマン:タンバリン、ボーカル
ブルースネイザリアン:ギター、オルガン
ジェリーポール:パーカッション
リンハーター:?
You’ve got to a crawl before you walk
軽快なパーカッション、ホーンセクション、リズムギターが楽しいリズムカルなソウルナンバー
Too many cooks (spoil the soup)
グイグイ引っ張るようなホーンセクションがかっこいいファンクナンバー。
La-De-Da
60s前半っぽい演奏にサムクックスタイルの楽しげなボーカルがのるポップな曲。後半はファンキーな演奏をちょっとだけ入れるのが面白いです。1番らしくない曲ですが1番好きな曲だったりします。誰かは不明ですがメルヴィンとは別人が歌っている気がします。
Enny-Meeny-Many-Mo
シャープな演奏としゃがれ気味のダイナミックなボーカルがかっこいいアップテンポの曲。この曲もメルヴィン以外の人がボーカルのようです。
Just as long
ほんのりオリエンタルなサウンドのスウィートソウル。7分半と長いですが演奏とソフトなボーカルに引き込まれてしまい気がつくと終わっています。
I can’t fool myself
この曲もメルヴィンでない人が歌っています。ナヨっとした声ですがスウィートな演奏とマッチしています。
I’m worried
ベースラインがかっこいいスウィートな曲。ラップ入りのイントロが2分続きやっと曲が始まりますがこれでドキっとしないソウルファンはいないだろうっていうくらい素晴らしいです。
If i could see the light
It’s our thingからGivin’ it backあたりのアイズレーブラザーズっぽいファンキーなニューソウルナンバー。4曲目と同じ人がボーカルをとっています。
You made me over
ゆったりとしたリズムに乗ってメルヴィンがエモーショナルに歌い上げるナンバー。Just as longやI’m worriedといいこれといい良さと知名度が一致しなさすぎている気がします。