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Blue magic. S,T (1974)

今日はスウィートが売りのフィリーの中でも特にスウィートなブルーマジックを紹介します。演奏はMFSB、プロデュースはオージェイズの裏切り者のテーマなどのプロデュースも手がけたノーマンハリスです。(この人のプロデュースってトムベルっぽいのでこのアルバムのプロデュースはずっとトムベルだと思ってました)。個人的にはスピナーズデルフォニックスと並ぶ3大フィリーアルバムの一枚です。

Side show
アナウンスのSEから始まるスウィートソウルナンバー。ファルセットボーカルがたまらないです。

Look me up
フィリーらしいダンサブルなミディアムナンバー。後半のファルセットボーカルが切実かつ悲痛さも感じます。

What’s come over me
ストリングスを盛大に使った聴いてるだけでとろけていきそうなバラードナンバー。儚げなボーカル、コーラスが最高です。

Just don’t want to be lonely
リズミカルなミディアムナンバー。サックスの音がちょっと鍵盤ハーモニカみたいで面白いです。(あれ幼稚園とか小学校で習ったけどプロの人たち使ってるのか気になります)

Stop to start
低音ボイスがリードのナンバー。本当にコーラスがうまいです。

Welcom to the club
クラヴィネットとベースがファンキーなダンスナンバー。

Spell
シタールとシンセが印象的なバラードナンバー。ソウルのシタールってなんであんな切なくなるのか不思議です。

Answer to my prayer
マリンバやアコギがラテンっぽい王道のフィリーナンバー。

Tear it down
ジャジーなフルートソロが印象的な切ないスウィートバラードナンバー。オリジナルはこれで終わりです。

ここからはボーナストラックです。

Guess who
リズムギターが印象的な軽やかなバラードナンバー。1972年リリースのSpellのB面に収録されていた曲です。

where have you been
軽やかにシャッフルするリズムと伸びやかなストリングスがかっこいい曲。Stop to startのB面収録曲です。

Look me up - Tom Moulton Remix
オリジナルよりもパーカッションを強調したリミックスナンバー。Tom Moultonはフィリーを中心にソウルナンバーのリミックスをしている方のようです。