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Al Jarreau. All Fly Home (1978)
アルジャロウの4枚目のアルバムです。1、3枚目はフュージョン寄りのジャズボーカルで2枚目はその路線のライブ盤でしたが本作は完全なフュージョンのサウンドです。また本作は収録されている曲のうち5曲がアルの作曲(共作もあり)となっていてボーカリストとしてのアルだけでなくソングライターとしてのアルも素晴らしいということがよく分かります。以前ほどパーカッションのようなスキャットを多用していないのは賛否が別れそうですが個人的には初めて聴くアルジャロウのアルバムはこれがおすすめです。
アルジャロウ:ボーカル、ボーカルエフェクト
トムカニング:アコースティックピアノ、シンセ
リンブレッシング:ヴァイブ、オルガン、シンセ
ジョーコレロ:ドラム
レジーマクブライド:ベース
リーリトナー:ギター
ポウリーニョダコスタ:パーカッション
フレディハバート:フリューゲルホーン
Thinkin’ About It Too
クラヴィネットのようなシンセがかっこいいファンキーな曲。2,3枚目にはなかった女声コーラスが印象的です。
I’m Home
フレディハバートの甘いフリューゲルホーンソロのイントロが美しいバラードナンバー。アルの歌やキーボードもソフトですが一転力強い演奏とボーカルに変化します。その瞬間がとてもかっこいいです。最後の口笛は誰かはわかりませんがアルな気がします。
Brite ‘N’ Sunny Base
ファンキーなリズムがかっこいい曲。ジョーコレロはあまり有名なミュージシャンではないですが彼の一音一音がはっきりとしたドラムはかっこいいので好きです。
I Do
メロウなソウルナンバー。ソフトながらも力強さを感じるアルのボーカルが印象的です。この曲も途中で力強い演奏になりますがドラムがとてもかっこいいです。
Fly
ほんのりラテンタッチのリズミカルなナンバー。イントロのベースギターとアルの低音によるツインベースがかっこいいです。
Wait A Little Time
ケニーロギンスのカバー。ファンキーなベースラインがかっこいいです。ボーカルもこのアルバムの中では多重録音多めです。
She’s Leaving Home
ビートルズのカバー。神秘的で美しいアレンジです。
All
力強いリズム隊がかっこいいジャズナンバー。
(Sittin’ On) The Dock Of The Bay
オーティスレディングのカバー。素朴なアレンジだったオリジナルに対してシンセやスラップを多用してモダンなアレンジで仕上げています。(今聴くとこっちの方がちょっと古く聞こえるけど)