Diana Krall - When I Look In Your Eyes(1999)
スウィンギーなリズムに小粋なアレンジのメロディ。音だけを聴いたとき50年代の人かなと思いましたが気になって調べてみると1999年リリースと知って驚きました。主役のダイアナクラールはカナダ出身のシンガー、ピアニストでスタイルとしてはナットキングコールに近いです。プロデューサーは数々のジャズ、フュージョンアルバムを手がけたトミーリピューマ。1人静かにじっくり聴きたくなる一曲です。
メンバー
ダイアナクラール:ピアノ、ボーカル
アランブロードベント:ピアノ
ラッセルマローン:ギター
ベンウォルフ:ベース
ジェフハミルトン、ルイスナッシュ:ドラム
ラリーバンカー:ヴァイブ
ピートクリストリーブス:サックス
トミーリピューマ:プロデュース
Let’s Face The Music And Dance
ボサノヴァのリズムで歌われるナンバー。ダイアナのボーカルはもちろん彼女のスウィンギーで端正なピアノプレイも印象的です
Devil May Care
スウィンギーな演奏が楽しいアップテンポの曲。ドラムレスのギター、ベース、ピアノトリオはナットキングコールっぽいですね。
Let’s Fall In Love
ロマンティックなギターが美しいバラードナンバー。
When I Look In Your Eyes
豪華なストリングスを使ったナンバー。ハスキーで気だるげなボーカルが印象的です。
Popsicle Toes
グルーヴィな演奏がかっこいいミディアムナンバー。二重、三重に比喩が使われた不思議な歌詞ですがどうもかなり際どい内容っぽいです。
I’ve Got You Under My Skin
ボサノヴァのリズムを使った曲。ストリングスも使われていてジャズバラードと言うよりはフランクシナトラみたいなスタンダードシンガーが歌いそうバラードナンバーです。
I Can’t Give You Anything But Love
力強くスウィングするピアノがかっこいい曲。ダイアナのボーカルはこういうスモールコンボでグルーヴィにスウィングする演奏が1番あっている気がします。
I’ ll String Along With You
しっとりとしたバラードナンバー。ブラシを使った柔らかいリズムとくどくない上品なストリングスが印象的です。
East Of The Sun(And West Of The Moon)
グルーヴィなウォーキングベースがかっこいいミディアムナンバー。
Pick Youself Up
リラックスした演奏とボーカルが印象的な曲。歌詞は「転んでも埃をはたいてもう一度。みんなそうだから自信を無くさないで。またやり直そ。」みたいな感じです。難しい課題で挫けそうになった時はこれを聴いて頑張りたいですね。
The Best Thing For You
アップテンポでスウィングするリズムがかっこいい曲。
Do It Again
演奏は控えめでダイアナのボーカルをじっくり楽しめる曲。この曲はガーシュウィン作曲ですがあの時代の歌詞にしてはびっくりするくらい際どいです。発表した時怒られなかったのかな?
P.S I Love You
少し切ない雰囲気のバラードナンバー。手紙を読み上げるような歌詞ですが雨ばっかり降るとかテーブルを焦がしたとか本当に他愛もない内容でちょっと面白いです。
Why Shuld I Care
豪華なストリングスをふんだんに使ったバラードナンバー。