Soulive(2003)
今日はソウライブが2003年にリリースしたグループ名と同名のライブ盤を紹介します。ヒット以来ホーン、シンガー、DJを起用しより派手なサウンドを目指してきたソウライブですが今作では心機一転、ギター、ドラム、キーボードの3人編成。オルガンだけでなくクラヴィネットも使用し装飾はエフェクターのみというスタイルです。
Aladdin
ワウギターが弾力のあるリズムを作り出している曲。中盤以降はソウルフルなオルガンソロが続きます。
El ron
Aladdinと似たような曲ですがこっちではギターソロがメインです。ブヨブヨしたワウギターがかっこいいです。
Solid
Doin’ somethin’からの選曲。ギターにエフェクターを使ってトロンとしたサウンドにアレンジしています
First street
新曲ですが派手になる前のソウライブっぽいサウンドです。オルガンのベースラインやクリアトーンのギターがかっこよくてついリズムに合わせて体を動かしたくなります。
Shaheed
Doin’ somethin’に収録されていた曲で始まりはオリジナルと同じ音ですが中盤はクラヴィネットを使ったりギターをシタールみたいな音にしています。僕はシャンシャン鳴っているのを聴いてマイルスのOn th connerを思い出しました。
Dig
イントロの他何回か出てくるリフが豪快でかっこいい曲。(イントロ以外ではスッキリとした音になっています)
one in seven
オリジナルはハービーハンコックのカメレオンを思わせる曲調でしたがここではジミヘンばりにエフェクターをかけてロック風のプレイをしています。
Lenny
このアルバム唯一のカバー曲でオリジナルはスティービーレイヴォーンです(テキサスブラッドに収録)落ち着いたメロディとテンポの泥臭くも美しいバラードナンバーです
Turn it out
12分の大曲で途中少しエフェクターを使いますが、まろやかな音のオルガン、クリアトーンのギター、ブレイクビーツっぽいドラムというソウライブらしいいい音ががひたすら続きます。
Cash’s dream
日本盤CDのボーナストラック。ボーナストラックにしておくのはもったいないくらいかっこいいアップテンポのジャズファンクナンバーです。
1時間10分(ボーナストラック込みだと1時間20分)と気軽に聴ける長さではないですが時間のある時にじっくり聴くのにおすすめの一枚です。