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Ramsey Lewis. The groover (1972)

65年はラムゼイにとって当たり年だったようです。The in crouwdはもちろんHang on Ramsey!というライブアルバムもリリース。そこからHang on sloopyがシングルカットされてヒットします。本作はそのHang on Ramsey!と同じライブで録画されながらもお蔵入りになっていたテープを1972年にリリースしたものです。(この年ラムゼイがコロムビアに移籍したのと関係あるはず)どの曲でもお蔵入りになった理由がわからないくらいノリのいい演奏を披露しています。

メンバー
ラムゼイルイス:ピアノ
エルディヤング:ベース
レッドホルト:ドラム

Summertime
スタンダードナンバーをラムゼイらしくソウルフルに演奏しています。ただソウルフルなだけでなく時々クラシックっぽいタッチがでるのが彼らしいです。時々機関銃のようになるドラム、シンプルながらもグルーヴィなベースもかっこいいです。後半の観客も一体となった盛り上がりは生で見たかったと思わずにはいられません

Crazy he calles me
ベースのアルコから始まる曲でベースがリードをとり続け、ソロもたっぷり疲労しています。

Why don’t you do right
ロックンロールっぽいメロディの曲。(スマイリールイスやデイブエドモンドが演奏したI haer you knokingに似ている気がします)ラムゼイのソロパートではThe in crowdに似たフレーズを弾いています。

There is greatest love
軽快なタッチのピアノとリズムが楽しい曲。

Look a here
R&B色の強いバラードナンバー。特にピアノソロはドクタージョンのLet the good time rollみたいです。

Imagination
ストレートなモダンジャズタッチのバラードナンバー。

Bag’s groove
ミルトジャクソンのカバー。オリジナルよりもテンポを上げて演奏しています。初めはBag’s grooveだと気がつきませんでした。テンポと楽器が変わるとかなり印象が変わるのは面白いです。