Gabor Szabo. Mizrab(1973)
今日はハンガリー出身のギタリストであるガボールザボがCTIレコードから初めてリリースしたアルバムのミズラブを紹介します。
メンバー
ガボールザボ:ギター
ボブジェイムズ:キーボード、アレンジ、プロデュース
ロンカーター:ベース
ビリーコブハム、ジャックディジョネット:ドラム
ラルフマクドナルド:パーカッション
ヒューバートロウズ:フルート
マーヴィンスタン:トランペット、フリューゲルホーン
ウェインアンドレ:トロンボーン
Mizrab
ガボールの自作曲でアルバム「ジャズラーガ」収録曲の再録。オリジナルはラーガともジャズとも言える不思議なアレンジでしたがここでは幻想的かつエキゾチックなジャズロックにアレンジ。一度聴けばそれと分かるガボールの演奏はもちろんロン、ビリー、ボブの白熱しつつも雰囲気を壊さない演奏も印象的です。(タイトルのMizrabとはギターのピックアップの一緒らしいです)
Thirteen
イントロはサンタナの哀愁のヨーロッパを素朴でダークにしたような曲ですが中盤以降は不思議な世界感が広がります。アグレッシブだけど派手すぎないドラムがめちゃくちゃかっこいいです。
It’s going to take some time
キャロルキングのカバー。軽快なストリングやフルートが加わってかなりポップな雰囲気です。
Concerto
CTIらしいクラシックのカバーでオリジナルはショスタコーヴィッチの協奏曲第二番です。ストリングを派手に使った気品ある演奏とエキゾチックなガボールのソロギターが印象的です。
Summer breeze
シールズ&クロフツのカバー。素朴かつポップなアレンジとメロディアスなギターが印象的です。