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Dave Valentin - Legends(1979)
キーボード奏者のデイブグルーシンとプロデューサーのラリーローゼンが立ち上げたレーベルのGRP。90年代前後にモダンジャズからスムースジャズまで幅広いジャンルのジャズのレコードを制作していましたがそのGRPの第一弾アルバムが本作です。デイブはファニアオールスターズ他ラテン系のレコードの録音に参加すると同時にテンプスやスティービーワンダーらソウルミュージシャンのツアーにも参加。またパティオースティン、リーリトナー、ノエルポインターらグルーシンとローゼンプロデュースによるフュージョン系のミュージシャンの録音にも数多く参加。リーダー作は本作が初です。
メンバー
デイブバレンティン:フルート
デイブグルーシン:エレピ、シンセ、アレンジ、指揮
マイケルヴィナス:アコースティックギター
ホセオルテイズ:ギター
アンソニージャクソン、フランシスコセンテノ:ベース
スティーブガッド:ドラム
ラファエル・デ・ジサス:ボンゴ、コンガ
ルーベンスバッシーニ:パーカッション
ラリーローゼン:トライアングル
ベンジャミンバレロ:ティンバレス
ノエルポインター:ヴァイオリン
Legends
ラテンタッチのリズムがグルーヴィでかっこいい曲。メロウなイントロからパーカッションを入れてグルーヴィにしていくつかのシンセやエレピ、フルートのソロに続けるアレンジがいいです。
Bouree in E Minor
CTIのようなクラッシックをアレンジしたイージーリスニングよりのフュージョンナンバー。ドラムやシンセはこの頃のディスコブギーっぽいサウンドでミスマッチですが面白いです。
Sea Pines
穏やかなラテンフュージョンナンバー。グルーヴィながらも柔らかいフルートや過剰すぎないストリングス、長すぎないピアノソロがデイブグルーシンのアレンジャーとしての腕を感じます。
Crystal Silence
リターントゥフォーエバーのカバー。こういう幻想的なメロディの曲とフルートは愛称が良いです。アコースティックギターやヴァイオリンを入れてオリジナルよりも素朴なアレンジがされています。
Afro Blue
有名なスタンダードナンバーのカバー。アフリカとラテンをミックスしたパーカッションがかっこいい一曲で個人的にはこのアルバムのベストトラックです。(ボビーハッチャーソンのNTUっぽいサウンドだと思います。)
Masquerade
グルーヴィなリズムがかっこいいフュージョンナンバー。個人的にはストリングスなしの方がソリッドなリズムに合っていてよかった気がします。
Patterns For The Sky
ソリッドなリズムがかっこいいアップテンポのロックっぽいサウンドのフュージョンナンバー。
I Want be Where You Are
マイケルジャクソンやマーヴィンゲイのカバーが有名な曲。ほんのりラテンやスペインっぽさを入れつつファンキーにアレンジしています。