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Deodato - Whirl Winds (1974)

デオダートのMCA移籍後初のアルバムです。ただしアレンジや指揮はデオダートで参加ミュージシャンもいままでと同じなのでCTI時代とサウンドは全く変わりません。一応プロデューサーはクリードテイラーからデオダートに変わっていてライナーでもそこを強調していますが正直そんなに変わりはないかなと思います。 

メンバー
デオダート:キーボード、パーカッション、指揮、アレンジ、プロデュース
ジョントロペイ:ギター
ジョンジュリーノ、トニーレヴィン:ベース
ビリーコブハム:ドラム
ルーベンスバッシーニ:コンガ、ボンゴ、パーカッション
マーヴィンスタン、アランルービン、ジョンファディス:トランペット
アービーグリーン、サムバーティス:トロンボーン
トニープライス:チューバ
ジョージマージ、フィルボーダー:サックス、フルート

Moonlight Serenade
グレンミラーのカバーでツァラトゥストラと同じ原曲の美味しいフレーズを土台にラテン風のエレピやジョントロペイのロック風のリードギター&ファンキーリズムギターに分厚いホーンセクションを導入したアレンジです。

Ave Maria
シューベルトのカバーでストリングスをメインにした美しいバラードです。

Do It Again
スティーリーダンのカバーでDeodato2のボーナストラックやライブにも収録されていますが続けて聴くとアレンジの微妙な違いが知れて面白いです。当時書かれたライナーではスティーリーダンをラテンロックグループと紹介しているのも現在との認識の違いが知れて面白いです。

West 42nd Street
コンガとファンキーなベースラインがかっこいいジャズファンクナンバー。

Habana Strute
いつものデオダートとはアレンジを少し変えた軽やかなラテンジャズナンバー。

Whirl Winds
デオダートでは珍しいシンセサイザーを使った曲。トリッキーなアドリブが面白いです。ベースラインにワウギターが絡む演奏はワーワーワトソンっぽくて好きです。