Solomon Burke. The Best Of Solomon Burke(1965)
ベスト盤を紹介するのは今回が初めてです(多分)。しかしこのアルバムはこのLPでしか聴けない曲もあるのでベスト盤は紹介しないというマイルールを破って紹介しました。この頃のソロモンバークは本当にかっこいいです。90年代のも渋さや風格があってまた良いですが、聴き慣れた60年代初期の方が愛着を感じます。ソフトながらも力強くどっしりとしていてカントリーやロックンロールでもソウルにしてしまう。ウィルソンピケットやオーティスレディングほど名作と言われるアルバムがなくレイチャールズやJBほどの影響力もないですがソロモンにはソロモンにしかない良さがあります。
Got To Get You Off My Mind
ミディアムテンポのまったりとした曲。ソロモンのボーカルもほどよく力が抜けていてレイドバックしています。1963年発表
The Price
語りから始まり自然に歌に繋げていくところがソロモンらしい一曲。ゆったりとグルーヴする演奏やゴスペル隊のようなコーラスなどもかっこいいです。64年発表
Down In The Vally
チェロ?を使った低音の効いたストリングやブルージーなギターがかっこいいミディアムナンバー。62年発表
I’m Hanging Up My Heart For You
ピロピロしたピアノやロングトーンのオルガン、シンプルなリズムと素朴ながらも温かみを感じるサザンソウルバラード。62年発表
If Need Me
ソロモンのどっしりとしたボーカルがかっこいいバラードナンバー。63年発表でオリジナルはウィルソンピケットです
Just Out Of Reach
カントリーのカバーで演奏もかなり甘いカントリーです。しかしレイチャールズだけでなくソロモンバークもまた彼の声が入るだけでソウルになってしまいます。61年発表。
Cry To Me
シャッフルナンバーのミディアムナンバー。ゴスペルを歌っていたからこその堂々としたボーカルがかっこいいです。62年発表。
Everybody Needs Somebody To Love
ストーンズがカバーし、スモールフェイセズがパクリ、ブルースブラザーズが映画のクライマックスで熱唱したことで有名なソロモンの代表曲です。こう言ったカバーバージョンに比べると穏やかな演奏ですがそれでもパンチは充分で最高にかっこいいです。64年発表。
Home In Your Heart
荒っぽい演奏とコーラスをバックにしたハイテンションな一曲。バックの荒さに煽られてかソロモンも熱唱していて最高にかっこいいですがチャート入りしませんでした。62年発表。
Toneight’s The Night
ブルージーなギターがかっこいいディープなソウルバラードナンバー。65年発表。
I Realy Don’t Want To Know
サックスが印象的なカントリーバラードナンバー。62年発表。
Words
オルガンの音色が面白いミディアムナンバー。62年発表。この曲はHome In Your Heartの二曲だけはこのアルバムの曲でチャート入りしなかったそうです。どちらもいい曲(特にHome In Your Heart)なのに不思議です。