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Patti Austin Live at The Bottom Line(1978)

パティオースティンのライブ盤です。前作や前前作の収録曲はなく全てカバーか新曲です。1枚目からの選曲がないのは残念ですがどの曲も素晴らしく、パティのボーカルや演奏メンバーもライブらしい熱のあるパフォーマンスです。ジャケは女性シンガーのライブ盤でちょいちょいある楽屋ジャケです。顔を直接写すのではなく鏡に写った顔を使うところにセンスを感じます。

メンバー
パティオースティン:ボーカル
デヴィッドスピノザ:ギター
レオンペンダーヴィスjr、パットレェビロット:キーボード
マイケルブレッカー:サックス
ウィルリー:ベース
チャールズコリンズ:ドラム
エロールベネット:パーカッション
フランクフロイド、ベイビーフロイド、ウランダマックラフ:コーラス

You Fooled Me
ファンキーなソウルナンバー。パティのパワフルなリードボーカルはもちろん、マイケルのサックスやウィルリーのめちゃくちゃファンキーな重量級ベースが最高にかっこいい一枚。

Jump For Joy
デヴィッドのリズムギターとワウをかけたサックスがネチネチしたファンクナンバー。マイケルはソロから伴奏まで大活躍です。

Rider In The Rain
ランディニューマンのカバーでまさかのカントリーナンバーです。喋りを交えたゆっくりとしたボーカルで観客の笑い声や歓声も聴こえてきてその場にいる感が強い一曲です。

Let’s All Live And Give Together
ゴスペルタッチの力強いソウルバラード。マイケルのソロち伴奏のどちらも力強くかっこいいです。

Love Me By Name
レスリーゴーアの曲でパティはクインシージョーンズのアルバム「スタッフライクザット」で歌っています。ブルージーかつメロウなバラードナンバーです。マイケルの泣きのサックスがかっこいいです。

Wait A Little While
ケニーロギンスのカバーでアルジャロウも歌っています。ウィルリーのファンキーなベースを中心にしたファンキーなリズムがかっこいい曲です。パティは途中でマイケルブレッカーの名前を呼んでいます。バンドメンバーで唯一パティからの紹介があるうえにこれだけかっこいいプレイをしているなら影の主役はマイケルと言っていいと思います。

One More Night
スティーブンビショップのカバー。ゆったりとしたイントロから段々と力強くなっていく展開がかっこいいです。後半は気付けば一緒に歌っています。

Let It Ride
タイトなファンクナンバー。ウィルリーの暴れ回るベースラインや、ソウルフルなコーラスがかっこいいです。