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4×5の話
4×5カメラって偉大だと思うんです。
あんなに圧倒的なのに
「さあさあこんなに素晴らしい私で撮ってみなさいよ」
って雰囲気が全く無い。
静かにドシっとウェルカムに構えてるのに
なかなか手を出せない感じ…
いつもデジタルカメラで手軽に写真が撮れるし、もしオートにすればカメラが自動的に露出も合わせてくれて誰でも簡単に撮れる。
それもすごく良い事!
でも、この大判カメラはひとつひとつが全て自分次第。
はじめて4×5カメラを使わせてもらったとき
「写真ってこうやって写ってるんだ…!」
っていう仕組みが体感できた気がしました。
手順自体はとてもシンプル。
でもそれをひとつでも間違ってしまえば写真は写らない。
シンプルなのにとても難しい。。!
1枚を撮るのに物凄い集中と体力を使う
気づけば息を止めちゃいそうになります。
でも、すごくおもしろい!
全部が自分次第で写るのが好きです。
諸々セッティングして、やっとシャッターを切れたとき
「うわ〜今、写真、撮った!!」
って感覚になる。
シンプルだからこそ写真の仕組みが見えるのが私は楽しいです。
フィルムを入れるのも
35ミリのカメラは目で見ながらできるけど
この大判のフィルムは大事な部分が剥き出しなので感光しない、真っ暗なところで視覚情報ゼロの手探りで入れる。
(真っ暗なところは怖いから
大好きななにわ男子の曲を大音量でかけながら装填してます。笑)
フィルム自体もそのままで写真のサイズじゃん!ってくらい大きい。
私もまだプリントしたものは見たことがないから、プリントしてどんな仕上がりになるのかすごく楽しみ。
なんかラスボスを体感したような感じになる
4×5カメラ初体験でした。