溝川 文在/Fumiari Mizokawa

Heartlass,Inc./CEO/OPTグループ/2002プロパー/頭の中整理/備忘録 ※内容は全て個人としての見解/発言になります。

溝川 文在/Fumiari Mizokawa

Heartlass,Inc./CEO/OPTグループ/2002プロパー/頭の中整理/備忘録 ※内容は全て個人としての見解/発言になります。

最近の記事

ザ・ベンチャー⑥

早くも3月になりましたね。 来月から新しい期が始まる企業も多いと思いますし、多くの企業で新卒も入社するでしょう。 私も改めて入社当時に想いを馳せてみました。 突然ですが、下記の文章を読んでみて下さい。 今こそ「自立人材」の育成を! 私は、常々「自立した社員の集合体(1人1人が社長)」こそが最強の組織であると言ってきた。21世紀は特に国は頼りにならないばかりか、貧富の差が激しくなる。優勝劣敗が企業、個人共に一層激烈化するはずである。そのような世の中においては、20代30代

    • 麒麟はくるのか

      先日、NHK大河ドラマ『麒麟がくる』が終わりました。コロナで放送が中断したり、期間延長したりでしたが、私としては過去最高ではありませんが比較的楽しめました。 歴史ドラマは結果や主要な出来事は決まっていますが、その詳細な背景や理由、人の感情などは創造になります。場合によってはその結果ですら謎が多いものもあります。そこがどう演出されているのか、誰の視点で誰がどう演じるのかが醍醐味だと思っています。 そして、何よりも温故知新として、ビジネスにも通じる事が多いのも楽しみの一つです

      • 2021年 私の軸

        だいぶ遅くなりましたが、新年おめでとうございます。 今年もよろしくお願いします。 よくある“今年の抱負!”のような事を書くのは得意ではないので、何を「軸」に据えて日々を過ごすのかを備忘録として書いておこうと思います。 ただ、これは特に今年に限った話ではなく、40代になって改めて確信に変わった事なので、暫くはこの「軸」は変わらないだろうと思います。50代になるとまた変わるのかな… プライベートについて これは既にここ1-2年で変わってきている事ですが、コロナ影響(在宅増

        • 2020年私のヒット商品ランキング

          早いもので、2020年が終わろうとしています。 今年はコロナによって見事にあらゆるものが変わりました。生活スタイル、そして価値観までも。 ここまで変わるのか!と言うぐらいの「変化」に驚くととともに、なんだかんだ順応出来ている事にも驚きとたくましさを感じています。 そして、いつもの当たり前が当たり前では無かった事に気づいた時、その価値を再認識し、感謝の気持ちが湧いてきました。 今年はそういった事に気づかされる、ある意味良い1年だったのかもしれません。 いつでも変化を柔軟

          AIに資産運用を任せてみたら、未来の広告運用が見えてきた

          先月、ウェルスナビの上場が承認されましたね。そして、今月22日に上場のようです。 ウェルスナビはAIを使って資産運用のプロセスをすべて自動化すると言う、未来を感じるフィンテック企業です。 その時価総額は想定約500億円になりそうです。赤字上場と言う事もあり非常に夢のある話です。 私は何の恩恵も受けませんが…期待するのは、調達した資金を使ってもっとAIが賢くなり稼いでくれたら良いな~と、いちユーザーとしてささやかながら夢をみています。 AIに資産運用を任せてみた 実は

          AIに資産運用を任せてみたら、未来の広告運用が見えてきた

          タワマンに住まう

          不動産広告のポエム風なタイトルにしてみました(笑) 私は昨年まで約1000戸もある「大規模マンション」に住んでいました。 つまり、1000世帯、数千人が住むマンションです。そこに新築時から約10年間住んでいたのですが、その内の2年間ですがレアな経験をしました。 それは、マンションの理事になった事です。 正確に言えば、なりたくないけど、抽選に当たってしまったのですが、、それなりに学ぶ事も多く貴重な経験でした。 理事会にいったら、そこは会社だった 理事は全部で30名ぐら

          ザ・ベンチャー⑤

          私が2002年にオプトに入社した時、配属先は営業部署でした。組織の構造としては、営業、メディア(仕入)、ADPLAN、制作、人事/法務/経理/総務と言ったバックオフィス機能がそれぞれ分かれている組織で構成されていました。とは言っても30-50名程度の社員数だったので、お互いがオーバーラップしながら業務の見落としを属人的に埋めていたと言う感じでしょうか。 最近になって思い出すのは、配属が営業になり上司から「自分のハンコ用意しておいて」と言われた事です。それまで学生だった私は親

          寿司屋の経営を想う

          最近、少人数であれば外食をする機会が徐々に増えてきました。と言ってもコロナ前に比べるとまだまだ少ないのですが。改めて、街中を歩いたり地元のお店を散策してみると、新たな発見もあって意外と新鮮な気持ちになります。 一番目につくのは、やはり潰れているお店が多い事。今まで1度も行ったことないくせに、あーこの店潰れて残念…とか思っている自分が嫌になりますが、同時にコロナ禍での飲食店の経営の大変さを勝手に想像しています。 寿司屋発見 そんな中、近所に今年の11月にオープンする寿司屋

          寿司屋の経営を想う

          さよなら、諭吉と栄一

          財布をスマートウォレットに変えてから2年ぐらい経ちますが、非常に快適で買って良かったものベスト5に入ると思っています。以前まで使っていた厚めの長財布に戻る事はもう無理だし、むしろ最近は財布すら持ちたくないので、スマホとクレジットカードだけ持ち歩いている事も多い。 Withコロナになって特に気を付けるのは出来るだけ現金に触らない事。その為、ほぼ全ての支払いはクレジットカードかモバイルSuicaで済ませている。唯一毎回現金が必要でいつもイライラするのが駐車場の支払い…(早く全て

          さよなら、諭吉と栄一

          今こそローラを全力で応援したい

          皆さん既にご存知の通り、あのローラが6月5日に「STUDIO R330」と言うサステナブルなライフスタイルブランドを立ち上げました。ローラ好きの人にとってはホットなニュースだと思います。勿論私にとっても。 更に、その「STUDIO R330」が、コレクション第2弾として9⽉25⽇にオンラインストアで販売したのが、長く使えるベーシックなアイテムとしてデニムパンツとホワイトシャツなのですが、そのデニムパンツが凄い。 1本のジーンズから見えるもの 突然ですがジーンズを1本(約

          今こそローラを全力で応援したい

          パク・セロイは次世代の経営リーダーなのか

          先日、Netflixが日本で有料会員数500万人突破し、約1年で200万人増加したようですが、私もその500万人の1人です。それも、コロナ禍と言う事もあり、かなりお世話になっている会員だと思います。 そして、今更ですが、、恐らく1年で200万人増加した要因の一つであろう『梨泰院クラス』を観ました。 『梨泰院クラス』を知らない人も多いと思いますが、簡単に言うと、韓国の飲食業界で財閥の巨大企業に立ち向かうベンチャー企業の社長の物語です。ただ、彼には決して譲れない信念と過去受け

          パク・セロイは次世代の経営リーダーなのか

          ザ・ベンチャー④

          先日、ハートラスの社内向けの研修で「組織戦略」について話す機会があり、組織の基礎である官僚制だったり、主な基本構造などを話している中で「役職」について改めて色々と思い出したので、書いてみました。 突然ですけど、 明日から「役職者」になりたい人は手を挙げてと言われたら、 あなたは手を挙げますか? そんな事が10年前のオプト(現 株式会社デジタルホールディングス)で起きました。 あれは2009年の夏頃でした。その年の4月にオフィスが神保町へ移転したばかりで、その新しい1

          コロナ禍で花を愛でる

          ハートラスは3月上旬から在宅勤務に切り替え、早くも約半年が経とうとしています。 5月の非常事態宣言の解除後は特に在宅を強制と言う訳ではなく、週1-2日の出社をOKとしてきましたが、実態としては週1日も出社しない社員が非常に多い事に驚いています。一度在宅に慣れるとその快適さは十分理解できるのですが、それにしもここまで出社しなくなるとは想定外でした(私も含め…) 最近、他社の方々と話をしていても、週1-2日かそれ以上出社している方が多く、やはりウチの社員はちょっと在宅慣れし過

          コロナ禍で花を愛でる

          オンラインで「熱」は届くのか

          先日、ハートラスの上期納会をオンラインで実施しました。 納会とは、期の締め会として、年に2回(上期/下期)全社員で集まって、事業に関わる出来事を振り返ったり、互いに労ったり、表彰者を発表して皆で讃えたりする場です。社員全員が盛大に盛り上がる場でもあり、私自身も会社の一体感を感じる大好きな時間の一つです。特に表彰される人にとってはひとしおではないでしょうか。 その為、今まで私は出来るだけ(予算の範囲内で)その場に相応しい豪華な会場や美味しい食事(酒類あり)が出来るリアルな場

          オンラインで「熱」は届くのか

          ファーストキャリアについて

          最近、2022年新卒採用の話が徐々に始まってきました。Afterコロナを踏まえた事業計画を考えるといつも以上に先が読みづらく、判断が難しいと感じる人が多いのではないかと思います。特に弊社のようなコストの多くを人件費が占めるようなビジネスをしていると尚更です。と言う事で、キャリアとか成長について学生や若い人向けに書いてみました。 会社の選び方 私は2013年頃から役員/代表として、新卒採用に関わり続けてきましたが、最終面接で学生によくする話があります。(されて無い!と言う学

          ファーストキャリアについて

          ザ・ベンチャー③

          決してネタが無いわけではありませんが(汗)、調子に乗って「ザ・ベンチャー」シリーズの③を書きました。 在宅ワークが続く中、パソコン台にCCIの媒体資料があればなと、ふと思い出したので「メディアレップ」の話をしたいと思います… 前回の「ザ・ベンチャー②」で広告代理店の「役割」の変化に触れましたが、同じくこの業界の中で「役割」を変化させてきた企業体として「メディアレップ」も同じだと考えています。 私独自の視点ではありますが、メディアレップの「役割」を当時から振り返ってみまし