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ART TAIPEI 2024出展記録

今年も参加してきましたART TAIPEI!!
ここ数年出続けている馴染みのフェアですが、今年も帰ってこれてよかった…。毎回いろんな出会いやドラマがあるアートフェアですので、みぞえにとっては大切なイベントです。

会場の台北世界貿易センター
ART TAIPEI 2024カタログのみぞえページ

ART TAIPEI 2024
台北國際藝術博覽會

▍会期
2024年10月24日(木)~10月28日(月)
▍会場
台北世界貿易センター エキシビションホール1
(台北市信義区信義路5段5号)
▍リンク
https://art-taipei.com/


クレートにぎっしり詰まった作品。約2か月ぶり?のご対面です。
展示作業中。

今年は例年よりも1週間ほど遅い開催期間となりました。
新しいオーガナイザー就任し、手続きのあれこれが変更になったりましたがなんやかんや滞りなく進んで無事に現地入り。

昨年は展示作業中にちょっとヒヤリとする場面がございまして。
展示方法を巡ってこちらの新しいオーガナイザーにお叱りを受けていたので、今年は落とされたらどうしようかとちょっとだけ不安でしたが無事に杞憂でした。
詳しくはこちらのブログたちをご覧ください。


ブースレイアウト

みぞえのブースはG15。こんな具合にコの字型からパネルを組んで、回遊性のあるレイアウトにしました。ライティングも作家さんの希望を聞いて調整
します。

いつもなら割とパパッと申請まで通るのですが、今年は運営側からの細やかなチェックが多く、新体制アート台北が今までのあれこれを見直しているのを感じました。

このほかにも準備段階で変化を感じたポイントは多く、全体的にカチッとしたと言いますか。今までは「あ~それやっておきますよ~、なんならここまで対応できますよ~」的なノリで甘えさせてもらってたところがあったのですが、仕事のすみ分けがはっきりしたように思います。
ここまでが運営の仕事、ここからは出展者の仕事。

そりゃ100を超えるギャラリー相手になんでもかんでもわがままやお願い事を聞いてたら回らなくなってしまいますよね…。今までの当たり前を反省。

AFAFのこともちょっと考えました。やっぱり大変だろうな。
(みぞえが運営に携わっている福岡発のアートフェアです)


さて今回の場所はこのあたり。

前回とは別のエリアに配置されました。

今回は弓手研平、小松孝英、柴田七美、物故枠で鹽月桃甫とその周辺作家の作品を展示します。
全体像はこんな感じ。

正面
左側からの視点
右側からの視点。小松先生が座っています。

弓手先生、小松先生、鹽月桃甫は台湾ではおなじみのメンバーですが、今回はニューフェイスの柴田先生を迎えた新チームで挑みます!
柴田先生は記念すべき初海外フェアです。メインの50号はブースの正面に!はたしてどんな反応があるか…

展示作品を少々ご紹介。

弓手研平
『幸せな朝の林檎の森と池に集う生き物たち』
F80号 油彩・キャンバス 2024年
小松孝英
『蝶舞』(右)
M50号 アクリル・純金箔・キャンバス 2024年

『蝶蛾舞図』(左)
M50号 アクリル・箔・キャンバス 2023年
柴田七美
『無題』(右)
F8号 油彩・キャンバス 2024年

『無題』(左3点)
F3号 油彩・キャンバス 2024年
鹽月桃甫(左の2点)、石川欽一郎(真ん中)、木下静涯(右の2点)
みぞえチーム2024。スッキリした状態で記念撮影。

今年は展示で怒られることなく、今までで一番早くブースが完成しました。
幸先良し。あとは売りに売りまくるのみ。

いざ開場!

会場俯瞰図。

昨年同様、連日たくさんの来場者でにぎわいました。
今年はあまり会場を見て回れませんでしたが、昨年同様に社会科見学で来ている学生たちや、ツアー参加者の姿もありました。
規模感が違うな~としみじみ。

お客様ご案内の図。
弓手先生は会期の数日前から台湾入りされており、
こちらのお客様方とのスケッチツアーをこなしてからの参加です。
お客様と記念撮影の図。
作品のマチエールのごとく今年も弓手先生は堅調でした。
毎年恒例のライブドローイング。
今年は富士山と桜のコラボレーション。
主催者に怒られない程度にずらっと並べていた壁面も、最終日にはスッキリ展示に。
ほとんどのお客様がその場で作品をお持ち帰りいただきました。


小松先生と鹽月桃甫『柘榴』
多方面で活躍の場を広げる小松先生は、歴史に埋もれていた鹽月桃甫を再評価に導いた本人です。
こちらの作品は台湾のとあるスーパーVIPのもとへ。
昨年に続きロマン度MAXの現場です。

現在、ドキュメンタリー映画2作目『中村地平』を公開中。
台湾滞在中も上映会やトークで飛び回っておられました。

詳しくはこちら
↓ ↓ ↓


金箔の蝶々が人気です。
カタログに掲載した100号の作品もばっちり決まりました。

昨年出していた出目金の立体を求める声がちらほらと…。
来年は出てくるかもしれません。


鹽月の関連作家として展示していた木下静涯の『鯉』。

「今までで一番大きな買い物で…。このカードは使えますか?」

買われたのはなんと学生さん。台湾で木下静涯を研究されているとのこと。
もう本当に、色々な意味で心を動かされました。

そして…

お…
おお……?!


初参加の柴田先生は、、、、、、、、、、、、、なんと完売!!!


初海外フェアで初完売。すごい。
『もう売れてしまったんですか』という問い合わせがたくさんありました。

昨年あたりから作品の方向性がまとまり始め、各地で徐々に結果を伸ばしてきていたところに嬉しい大きなサプライズ。本当によかった。

先生は仕事の都合上VIPプレビューのみの参加でしたが、後日報告したところいつもの静か~な感じで大変喜んでくださいました。よかった。
できれば会場で分かち合いたかったけど、それは次の機会にぜひ!


小松先生と弓手先生。
『みぞえブース、日本語オンリーの作家だけで踏ん張っています』と送られてきた1枚。
各々の仕事が重なりまくるとこんな状態になったりします。先生方すみません…。
毎年お客様から差し入れでいただく牛肉麺。
もうこれがないと台湾を感じない体になりました。
みぞえ軍団ひとときの団欒。
弓手先生と記念撮影(仕事用)。
先生とはアート台北の2日後に別現場でご一緒。両名満身創痍。


あっという間に5日間が過ぎていきました。みぞえ全体の結果はというと…。

残念ながら過去最高更新とはなりませんでしたが、ほぼ新規のお客様で売約点数は昨年以上、数字もそれに肉迫する結果となりました。
いつもは顔を見せているアート台北の常連コレクターやVIPの姿が無かったりと、全体的には渋い雰囲気が漂っていました。苦戦しているギャラリーが多い中、みぞえは健闘できたのではないかと思います。

明日はこうしよう。こういう連携でやってみよう。
来年はこれが良いかもしれない。もっとこういうラインナップを増やそう。

現場では作家もスタッフも次に向けての会話が絶えません。一歩ずつ。
上手くいったことも、思い通りにならなかったことも一切合切次の糧にして
、来年も挑みたいと思います。


撤収の図。
お疲れ様でございました。
上手い具合に柴田先生の名前も入っています。
打ち上げの図。

何はともあれ今年も無事に駆け抜けました。
また来年も戻ってこれますように!!

来年も絶対食べる予定の魚。


みぞえ画廊C

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