金 明植 展
『希望と平和のメッセージ』開催中
〚東京店〛
11月16日(土)から12月1日(日)まで
ライブペインティング(水彩)からスタート!
初日は水彩画のライブペインティングを開催いたしました。
金先生の作品はカラフルな油彩がイメージですが、その油彩の作品を描く合間合間には水彩画を常に描いているとのこと・・
韓国での日常から国内外の旅先でも、常にスケッチブックと画材が入ったカバンを持ち歩き、「いいな」と思った場所で立ち止まり、座り込んでその風景を描いているそうです。
これらの水彩画はスケッチ無し、その場で感じたままを描く・・
たまに失敗することもある・・と、お客様の笑いを誘いました(笑)。
20代の頃から描き始めた作品は今でも全て残っているとのこと。
特に20代~30代の頃は写真がない(気軽に撮れる時代ではなかった)ので、行った先々でたくさん描かれたそうです。
きっと楽しい思い出がたくさん詰まった作品なのでしょう。
日本の各地を旅された様子が描かれた画集も今回販売をしています。
2012年から1年間、九州産業大学で勤められた際、6つの都市、7つのギャラリーで展覧会を開催、福岡から北海道まで旅をされたそうです。
訪れた場所の何気ない風景をサラッと描き残された作品は写真とエッセイと共に、とても素敵な1冊になっています。
今回のライブでは日ごろ屋外で描いている雰囲気を室内で再現・・
2つの作品を実際に訪れた場所の写真を見ながら描いてくださいました。
*1作目は日本の風景
*2作目は韓国の風景
です。
水を含めた筆にパレットから数色の絵具を取り、筆を走らせると綺麗なグラデーションが描かれ、木々の色の違い、明暗がパッと目に入ってきます。
どことなく水墨画を思わせる素敵な作品が出来上がりました。
個展やアートフェアでは見る機会がなかった水彩画、今回は描くところを目の前で観ることが出来、先生の描くことに込めた想いをまた新たに伺うことができる機会となりました。
また、今回はお客様がテーブルを囲むスタイルで、ライブを終えた後はそのまま先生を囲んで楽しい時間を過ごすことが出来ました。
お客様からは積極的に作品について質問が投げかけられ、アーティスト仲間の方々からは龍仁(ヨンイン)のアトリエとギャラリーを訪れたお話も伺え、終始賑やかな初日となりました。
赤い作品 『Eastside-SE02』
暖炉の上に飾られた赤い作品は誰の目も惹く作品です。
「なぜ?赤なんですか??」・・という問いかけに・・
「お金持ちになれ!」と思って描いたと笑いながら応えられ、
赤は「パッション・・情熱・・悪いものを撥ねのける・・」と先生は語られました。
緑の作品 『Eastside-JL03』
四季を色で表現されているそう・・
緑は”春”・・春は先生が一番好きな季節・・
緑の作品が多い謎が解けましたね。
この作品に描かれた波模様はフレッシュエアー、ドットは日に映した朝露とのこと・・自然(森林)に囲まれたご自宅で日々感じる朝の風景がこの一枚に描かれています。
ちなみに、他の季節は
夏・・水(水面に写る景色)
秋・・茶、金
冬・・パープル、白、グレー
だそうです。
作品をご覧になる際、これをヒントに季節も感じてみてください。
お顔がある作品たち
お家に窓と扉がある作品は人の顔に見えませんか?!
これらの作品は金先生の代表作と言える作品です。
ニューヨークで暮らした2年間、郊外を走る電車から見たカラフルな家並みの景色と様々な人種の人たちが住む街をリンクさせ描き、表現したことからシリーズとなった作品は今も人気です。
1枚の作品に2軒、3軒・・たくさん並ぶかわいらしい家たちは、家族、友達、夫婦、兄弟、姉妹、子供たちが遊ぶ様子などを表現したという。
たまに1軒の子がいるので、先生に問いてみたたところ・・”孤独”・・と返事が返ってきて一瞬ハッとしましたが、”幸福感”を感じることがあれば、その逆もあって当然・・この作品を観て”幸せ”を感じて欲しいというメッセージとも思え、不思議と癒されます。
福岡店でも開催されました
この展覧会は今年9月、福岡店でも開催いたしました。
福岡店での展示の様子、作品については下記福岡店スタッフのブログを是非ご覧ください。
金 明植展 希望と平和のメッセージ|MIZOE ART GALLERY
コロナ禍を経て、5年ぶり・・
変わらず若々しく、活き活きした先生にお目にかかれたのが何より嬉しいことでした。
そして、日々の暮らしからインスピレーションされた作品たちは、また私たちに笑みと癒しを与えてくれています。
地球のどこかでは紛争や戦争が絶えません・・
平和を祈る気持ちは国を超え、未来を担う子供たちに希望の光を・・と願わずにはいられません。
アートは国を超え、世界の人たちにメッセージを伝えてくれます。
会期は12月1日(日)まで・・
是非このメッセージを感じにいらしてください。
STAFF A