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塩井一孝展 「光の呼吸」

塩井一孝展 「光の呼吸」
2023年8月19日-9月3日 

光を写した石 「写光石」を制作しているアーティスト 塩井一孝さんの個展を開催いたしました。

会場はみぞえ画廊 福岡店 新館
新館入り口横には、巨大な写光石が!
写光石の数々
「写光石の標本」と題された作品 写真は全て宗像大社で撮影。 
宗像大社に奉納したものと同じサイズです。

「写光石」どのようにして作られていると思いますか?
はじめてご覧になられるお客様は、「石にペイントしている?」、
「こういう天然石があるの?」 と興味津々のご様子でした。

写光石 SKS-248
こちらは大宰府天満宮で撮影された写真を使った写光石
33.521666,130.535183 JUN15,2022
撮影された場所の位置情報、日付も石の裏側に刻印されています。


木漏れ日や水面に反射している「光」を写真に捉え、和紙にプリントし、それを石に貼り付けた「写光石」。
確かに身近にあり、目に見える存在なのに、決して触れることはできない、「光」。その神秘性をカタチにして、見るだけではなく、触って、飾って楽しめる。
写真を撮った「体験」をデバイスに眠らせたままにせず、いつでもその時の「感動」を追体験できる作品です。

写光石の数々 形・色 さまざまあります。
日本全国・世界各地で撮影された写真をもとに、「写光石」が制作されます。


近年は「ビスポーク」と称して、他者が撮影した写真でも制作を始め、世界中を写光石でつなぐプロジェクトを始められています。
このあたりの詳しい内容は、塩井氏本人のnoteに詳しく書かれていますので、ぜひご一読ください!


「Lightscape ライトスケープ」

また、最近では石以外の素材で作品の制作も始められています。

「Lightscape ライトスケープ」
Landscape=風景の Land を Light【光】 に置き換えてタイトルにしています。
こちらの作品は、細長い木材に様々な場所で撮影した光の写真を貼りつけ、
それらが組み合わさっています。
様々な光の写真がまじりあい、まさに光の風景のようでいて、まるで一つの美しい抽象画を見ているような、不思議な作品です。
なぜ「石」の次は「木」なのか・・・。
そのあたりのご本人の心境も塩井さんのレポートに詳しく書かれています。

個展初日には塩井氏によるギャラリートークを開催いたしました。

ギャラリートークの様子
皆さん聞き入られています

作品の解説から、写光石の制作に至った経緯や、宗像大社への奉納、作品の新しい展開、今後の展望などお話しいただきました。

また8月26日(土)には、ワークショップを開催。参加者には思い出の写真をお持ちいただき、塩井氏のレクチャーの元、自分だけの「写光石」を制作しました。

皆さん熱心に塩井さんのレクチャーに耳を傾けています。
写真を貼るときは、真剣そのもの・・・!
サインを入れて・・・
自分だけの写光石、完成です!

猛烈な残暑の中、ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

今週末、小倉でもワークショップが開催されるようですので、ご興味のある方はぜひ!

また、塩井さんが自分だけのために写光石を作成してくださる、
「オーダーメイド」も行われています。

ぜひ、ご本人のホームページ、チェックしてください。

そして、冒頭でご紹介した巨大な写光石は・・・、


今もみぞえ画廊の庭に鎮座ましましておいでです。
是非見に来てください。

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