LIFE IS STRANGE2を終えて。感想
プレイ記を書き終えたので、作品全体の総評とか感想を書きたいな、と。
まあ〜〜〜〜とにかく楽しかった。
そしてすごくしんどかった。でも、しんどいのも楽しかった。
前作と違ってずっとしんどい展開が続く2は、人によっては連続でやるのは疲れると思うんですけど、私は続きが気になりすぎて金土日で一気にやってしまった。
ライフイズストレンジの醍醐味は”プレイヤーによる選択と意思と決断”だと思ってるので、そういった意味で正統派ナンバリングタイトルになってると思うんですよ。主人公が能力を使える、使えないじゃなくて。
自分の意思によって選んだ限られた選択が、最終的にどういう結末をよんで、どんな決断を下すのか。
今作は前作よりもっと分岐が緻密になってると思います。
ダニエルの道徳システムがかなり面白い。いわゆる、子育て部分ですね。
うまくいかなくたって、それすら面白い。子育ての大変さ、芯を強く持つ大変さを実感した。
細かくダニエルの道徳によるセリフ差分、選択肢による反応の違いがあるので、2周目3周目も、クリア後にすぐとりかかってしまった。2周目3周目も変わらず楽しかった。
それと、媒体がPS3からPS4に移って、画面やモーションがすごく綺麗で細かくなった。
そして前作から相変わらずライティングと切り取る画面構成が良い。
ショーンは事あるごとに座っては物思いに耽るんですけど、それが苦じゃない。座れるところを探してしまう。そして美しい映像とショーンの独白をゆっくり聞くのが私の楽しみだった。
それに合わせてBGMがよかった!!!これも前作同様。
2をやる際に何が楽しみだったって、BGM部分もかなりの割合を占めるよ私は。(大部分はストーリーと選択肢、最後の決断)
加えてスケッチブックのシステムがよかった。
プレイヤーが動かすことのできなかったエピソード間の補足をショーン自らしてくれる。私はとにかくスケッチブックを見るのが楽しみだった。
このスケッチブックが、エピソード4のヒントになる演出好き。
あと、ダニエルに能力があるぶん、ショーンには何もできないという気持ちを、スケッチブックから滲み出る才能を見て、そんな事ないと思えるのが良い。ショーン、本当に絵がうまい。
ダニエルも、絵を描くの絶対やめないでねと言ってくれる。
なんとなく、弟に対して劣等感を持ちそうになる中で、絵の才能はショーンにとっての救いであり光だったと思います。
前作もそうですが、今作も膨大なアーカイブ量なんですよね。スケッチブック含め。
そして私はこういうアーカイブを読むのがだ〜〜〜いすき。
手紙だけじゃなくて、ポスターもいちいち見て読むし、とにかく見ることができるもの、調べられるものは調べた。
最近、十三機兵防衛圏というゲームもクリアしたんですが、それもアーカイブ量が尋常じゃなくて、読んでてとても楽しかった。
それと、リュックの中身!これを見るのも楽しかった。
前のエピソードから持ってる物でも、エピソードをまたぐとコメントが変わるので、一々読んでいた。ショーンが何を考えているか知れるのが楽しい。
ダニエルはダニエルで色々詰め込んでるし。
序盤〜エピソード2で、ダニエルが勝手に自分のリュックに詰め込んでるおもちゃやマツボックリを見て、ダニエルは、ショーンとは別個体なんだと実感する。当たり前なんだけど。
単純にキャラも良い。長い旅の中で出会った人達は、いい意味でも悪い意味でも記憶に残るキャラばかりだった。
悪い人の記憶は、本当に胸糞が悪くなるんだけど、そのぶん良い人の記憶は輝いている。だから、辛くても旅を諦めないでこれた。
狼兄弟2人を除くと、賛否あると思うけど、私はやっぱりフィンが好き。あとライラ。ライラ大好き。ライラはさすがに嫌いなオタクおらんやろ!?
2週目ではフィンエンド以外にライラがいる贖罪エンドを回収したんですけど、15年間もショーンが刑務所から出てくるのを待っててくれたライラ、本当に”心友”なんだなって。心友だけど、個人的にはヘテロカプならショーンとライラでくっついて欲しいですね…
この、膨大な量のテキストを、素晴らしいキャスティングと翻訳で日本でリリースしてくれたスクエニには感謝してもしきれません。
他のDONTNODのゲームも是非ともローカライズしてほしい…
もっともっと多くの人に知られて欲しいゲーム。
スクエニの丁寧なローカライズ含めて神ゲーだと思います。
優秀なオタクの優秀な購入ページへの導線ツイートです。
気になった人は好きな媒体で購入してくれや。
あと、個人的に、トロコンが簡単なのもおすすめな部分なんですよね。
気が早いけれど、ライフイズストレンジ3が楽しみです。
もし出たら、きっとスクエニが素晴らしいローカライズをしてくれるだろうし。
改めて、この素晴らしいゲームを作ったDONTNODの人達、丁寧なローカライズでリリースしてくれたスクエニの人達に敬意と感謝を。