年収1000万円への道 〜 効果的なスキルアップ編
ここでは私の転職活動時の肌感覚や上手くいった事例、転職エージェントの方々の知見などを元に
"履歴書に書ける強いスキル"の構築の考えてみます。特に「いま自分に強スキルがない」と心配されている方向けの記事です。
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いま何のスキルが強いか?
理系の場合
2024年現在、理系の場合は以下のスキルが最も高待遇だと感じました。
IT関係、データサイエンティスト、AIエンジニア(機械学習エンジニア)
なぜ高年収なのか?それは今日本の企業の高齢層の大部分が知らない、あるいは疎い新しい技術分野だからと推察されます。特にAI技術は近年どの業種にも波及しており、満遍なく必要とされる技術になりつつあります。さらに人口ボリュームゾーンの上の年齢層にライバルが少ない為、比較的どの企業にも需要があり取り合いになっている(=入りやすい)職種だと考えられます。
(余談)その他の業種
その他に高待遇な業種としては金融系、商社系は昔から変わらず高待遇なので高年収を目指すならそちらです。しかし言わずもがな超ヘビーな業種なのでスタミナ、回復力、バイタリティ、アグレッシブさに自信のある方の方がよいでしょう。
どの時代にも共通する考え方
人材の市場価値が上がる要素は以下のようなものがあります。
希少性(≒専門性)
需要
リターン(大きな利益に貢献するかどうか)
言ってしまえば人材も商品ですので、同様の市場原理が働きます。
希少性
珍しいモノ・コトほど価値が上がります。人材も同じです。私はここを第一優先に考え、スキルアップを狙いました。
その時代に新しく登場したフィールドであるほどチャンスがあります。世の中を支配している層は大抵高齢なので新しい分野に疎く、新たに勉強をする時間を費やせないほど忙しい人が大多数です。このような分野では若く勉強時間が確保できる人ほど他人を引き離すことができます。また多くの権力者はすでに成功している分思想が保守的になりがちなので、新しい技術に懐疑的な人も多いでしょう。
つまり相対的にライバルが少ないほど、自身の市場価値を上げやすいと考えられます。
またこの考え方を応用してどんな人でも簡単に自身の希少性を上げる方法は後述します。
需要
そのスキルが応用できる業界範囲が大きいほど、各企業で少ない人材の取り合いとなり、市場価値が上がりやすくなります。
ただしブームになってる分野は需要が上がりやすい反面、ブームが去ったときにお払い箱になるリスクもあるので、注意が必要です。多少の流行の変動を吸収できるように工夫をしておくと安心です(後述)。例えば半導体業界など単独で瞬間需要が大きい業界もありますが、そのような業界は低迷したときにリストラの波が来た事例もありました。
リターン
すぐ企業のプロダクトに反映でき、大きな利益を生む分野ほどよいです。技術的にはソフトウェア分野が、業界的にはIT系や金融系がこれに相当し、求人の年収が高い傾向にあります。
自動車業界や半導体業界などのある程度型が決まった製造業は、足が長いかつリターンの巨大な分野です。こういった業界も常に高待遇であることが多いです。
今の時代、まさにAI技術がこれらの条件を満たしているため、この分野が最も年収を上げやすいです。
近年ソフトウェア技術者は"車輪の再発明"を回避すべく、多くの強力なソースコードをオープンにしていることが多くなりました。私もいつもお世話になっているため熱心に公開されている方には感謝する日々です。
余談ですが、有名なオープンソースのコードに貢献しているという実績はソフトウェア技術者の履歴書に書ける強い経歴になります。ソースコードの公開は完全ボランティアというわけではなく、本人の勲章でもあるので双方win-winの良いシステムになってきてます。ソフトウェア業界の人たちは"車輪の再発明"に辟易しており"みんなで前進しよう"という協力関係の文化が根付いているのがよいですね。
大手IT企業の人たちもそのような思想で自社サービスを展開しており、Googleなどは強力なGPUサーバーの計算資源を部分的ではありますが無料で開放していたりして、貧乏人には有り難い世の中になっています。
このような背景があるので、現代においてAI技術は通信回線とPCさえあればほぼ無料で勉強することができます。これらを積極活用しない手はありません。AI関連技術を身につけましょう。
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