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≪スト6≫防御が硬くなる強力テクニック、その名は"ファジーガード"
switch2の発表がされ、ドラクエライバルズ2が今度こそでるのではないかと期待している異常な漢、みぜんです。
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始めに
格ゲーにおける防御テクニック「ファジーガード」について話します。
上手い人と対戦していると、「いつもなら通る攻めが通らない」と感じることがあると思います。
その防御の硬さの理由は「ファジーガード」の可能性があります。
今回の記事では、そもそも「ファジーガード」とは何か。
そして、「ファジーガード」の"実践例"を使って解説していきます。よろしくお願いします。
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1.ファジーとは
そもそも「ファジー」とは、「時間差を利用した防御テクニック」です。
「時間差を利用した防御テクニック」の例として「遅らせグラ」が挙げられます。
「遅らせグラ」は相手の「打撃重ね」をガードするタイミングから少し遅らせて「投げ」を押すことによって、「打撃・投げ重ね」のどちらにもダメージを受けない防御方法です(画像1)。
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これは「スト6」の投げ抜け猶予が9F(※定義による)あることを利用しています。
画像2のように、起き上がり0F目に「打撃重ね」と「投げ重ね」が来たとしても、投げ抜け猶予フレームの長さによって生じる"時間差"を利用することで両対応できていますね。
「遅らせグラ」も言い方を換えれば「ファジーグラ」です。
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※猶予を9Fと仮定したグラフです。細かいフレームのミスはごめんなさい。
2.ファジーガードとは
先ほどは「ファジー」について説明するために遅らせグラの例を挙げました。
「遅らせグラ」は「打撃」と「投げ」の時間差を利用して両対応していました。
では「ファジーガード」は"何と何"に対して両対応するのでしょうか。
ガードにおける両対応は「下段」と「中段(上段)」です。
ここからは実践の中で発生する、ファジーガードが有効な場面を例に挙げて説明していきます。
3.ファジーガードが有効な場面の例
①迅雷脚
この技はファジーガードの入門として良いと思います。
迅雷脚1段目をガードした後に、2段目の派生に「下段」と「中段」がありますね。
この下段と中段の2択は、発生に時間差があります(画像3)。
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迅雷脚1段目をガードした後に
下段派生が到達するフレームは23Fです※。
※ディレイキャンセルは除く
一方、中段派生が到達するフレームは35Fです。
つまり、迅雷脚の下段をガードするタイミングから少し遅らせて立ちガードをすることで両対応することができます。
フレームを見てみると下段と中段のフレーム差は12Fあります。
この12Fの間に立ちガードをすると成功です。
②ラッシュ中下段による起き攻め状況
スト6において生ラッシュで起き攻めされる場面は多く存在します。
ラッシュ起き攻めの強みの一つが「ラッシュ中段」or「ラッシュ下段」です。
ラッシュ中段を"見てから"「立ちガード」または「ジャストパリィ」を狙うというのが対策の一つです。
しかし、それは難しすぎます。
そこで「ファジーガード」です。
「ファジーガード」を使える場面は「起き上がりに重なっていないラッシュ中段」に対してです。
ここでは、ベガを例に挙げます。
例 ベガの弱バックフィストコンボ(サイコマイン)後のラッシュ起き攻め
この起き攻めの「ラッシュ中段」は起き上がりに重なっていません。
①の迅雷脚と同じように数直線で見てみましょう(画像4)。
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弱サイコマインはヒットで+24Fの起き攻め状況を獲得します 。
この起き攻め状況ではラッシュ下段(中足)が重なるので、
起き上がる24F目に下段が到達します。
一方、ラッシュ中段は最速で入力した場合の発生は33Fです。
既に下段との硬直時間差がありますね。
さらに後ろ受け身を取った場合、最速ラッシュ中段は届きません。
届かせるには、ベガはラッシュ中段を引き付ける必要があります。
そのため、ラッシュ中段は、本来の33Fよりも10F前後遅れて到達します※。
※タイミングによる
つまり、起き上がりはしゃがみガード、少し遅らせて立ちガードをすることで両対応することができます。
先ほどの通り、下段と中段のフレーム差は約9F~19Fあります。
この間に立ちガードをすると成功です。
3.ファジーガードに対して何をすべきか
これまでにファジーガードとは何か、実践例について解説しました。
逆に、相手が「ファジーガード」をしていたらどう対策をすればよいでしょうか。
これはかなり難しいし、面倒です。
理由は2つあります。
①大前提、気づくのが難しい
ファジーガードを見抜くには、相手の起き上がりやガード時にしゃがみガードから立ちガードのモーション移動に気を配る必要があります。
私は見抜くことができないので、重なっていないラッシュ中段を立ちガードされた時点で「ファジーガード」を疑うようにしています。
②気づいてもややこしい
もしも、
試合中に相手が「ファジーガード」にしていることに気付けたとします。
そこで、相手のファジーガードを崩して打撃を当てるには、
「遅らせ下段」を撃つ必要が出てきます。
なぜなら、今回紹介したようなファジーガードは
"遅らせて立ちガード"をするというものでした。
そのため、「遅らせ下段」を撃つことによって
立ちガードのタイミングに嚙合わせることができるのです。
しかし、「遅らせ下段」を撃つということは、
フレームに隙間が生じているため、
相手の小技暴れなどには負けてしまう可能性が出てきてしまいます。
つまり、ファジーガードは相当やり得だということを言いたい。
4.まとめ
今回は「ファジーガード」についての記事でした。
「ファジーガード」は画面上に見えない要素ですが、やるかやらないかで読み合いの性質そのものが変わる可能性のある強力なテクニックです。
今回は例としてわかりやすそうな技や状況を挙げましたが、
他にもたくさん使える場面はあると思います。
もし、プロのリプレイを見る際は、試合中には見えない、ガードや起き上がり時のレバーのキーディスプレイ入力に注目すると、ファジーガードのポイントが見えてくるかもしれません。
地味ですが、強いテクなのでこそこそやって、楽して勝ちましょう。
おしり。
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